かつては、豊かな人々ほど多くの余暇を有していた。しかし、人間の労働時間はこの一世紀の間に短縮されてきたにも関わらず、現代の富裕層は低所得者よりも長時間働くようになってきているという(The Economist、slashdot)。 米国で1965年に行われた調査によれば、大学の学位を持つ男性は高卒男性よりも多くの余暇を有していた。一方、2005年の調査では、大学卒の人は高卒の人よりも週8時間ほど余暇が短くなってきているという。 また、昨年発表された米国の時間使用状況調査によると、学士号を取得した人物は高校を卒業していない人よりも毎日2時間以上労働時間が長いという。大学卒の米国人男性のうち、1週当たりの労働時間が50時間を超える割合は1979年が24%だったのに対し2006年では28%にまで上昇しているという研究結果もあるという。 こうした状況に陥ったのは複雑な理由が考えられるが、経済学者が
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