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ブックマーク / wnyan.jp (46)

  • Skype auの回線交換について | 無線にゃん

    「Skype au」の料金体系発表と言うニュースについて、日の無線にゃん。 前にもちょっと書きましたが、Skype auは、音声通話に関しては回線交換を使うというかなり独特なサービスになっています。 どうして回線交換を使うのか、と言う点についてはいろいろな理由もあると思いますが、大きなところでは二つ、一つは「遅延が無い」、もう一つは「データ通信と干渉しない」と言うところだと思います。 auのネットワークは、CDMA2000とひとくくりにされてはいますが、実際には音声と低速データの「1x網」と高速データの「EV-DO網」に分かれています。auのデータで脚光を浴びているのはもっぱら「EV-DO網」を使った高速通信で、しかしその陰でこっそりと音声は「1x網」を使っている、と言う状況です。 このネットワークの分かれ方、単に論理的に区別されているだけでなく、実際の無線周波数が違っています。1x網の

  • ドコモLTE商用開始日と料金発表 | 無線にゃん

    ドコモがLTEサービスXiを12月24日に開始と言うリリースが出ました。つまりこれはあれか、クリスマスに何の用事も無い非モテ用サービスってことか。どうせお前ら予定なんか無いんだろうからXi買いに来いよ、ってことか。馬鹿にすんなよ。用事くらいあるわ。Xi買いにヨドバシいくとか。 さて冗談はさておき、前にロゴ発表のときも笑ったんですが、3ヶ月ほどたって改めてロゴと読みを見て、やっぱり笑っちゃった。これ、受け狙いなんですかね。一応、社運をかけた次世代マイグレーションのはずなんですけど、そのサービス名称が「クロッシィ」ですよ。くろっしぃ。 「モバイル何使ってる?」「ん?くろっしぃ」・・・こんなむずがゆくなるような会話をしなきゃならないのですか。ちょっとやだ。 で、ここまで来てようやく題ですが、一応日で初めてのLTEサービス開始と言うことで、その実力がいかほどになるのか、と言う点に注目したいです

  • OFDM | 無線にゃん

    日はOFDMの話。面倒だけど。 まず、OFDMの基礎技術、「FDM」について。このFDMは、以前アクセス方式で軽く説明しましたが、無線通信ではもっとも古い多重化技術です。FはFrequencyのF。つまり、周波数です。周波数方向で多重する技術です。周波数というのは、電波の振動の速さ。この振動の速さを変えることで、異なる信号を送ることができるわけです。一番単純には、テレビやラジオ。テレビやラジオの「チャンネル」とか、そのものずばり「周波数」ってのと全く同じです。 テレビよりもラジオの例の方がわかりやすいと思うのですが、ラジオの周波数って、特に最近のデジタルな表示だとわかるんですが、とびとびにしか変わりません。例えば、1008kHzの次は1017kHzと言うように決まっています。これは、ある周波数にデータを乗せると、その周波数を中心にしてその周囲に周波数成分が広がってしまうからです。つまり、

  • 5日連続キャリア戦略分析室(第1日:ドコモ) | 無線にゃん

    日より、無線にゃん開設記念として、日の主要事業者の最近の戦略を分析しつつ、今後どうしていくのが良いのかと言う私案を披露してみようかと思います。 と言うことで初日はドコモ。 ドコモといえば圧倒的な資金力と政治力を背景にしたしらみつぶし戦略です。一時期、auの後塵を拝しソフトバンクに突き放され、しかしそういう状況を潜り抜けてもなお、圧倒的な解約率の低さと安定した純増数を確保し、端末も他社を合わせても寄り切れるほどの魅力と数量を用意し、インフラも他社を圧倒しています。 特にここ数年のインフラへの熱意は目を見張るものがあります。まさに圧巻。「インフラの弱いドコモ」などと言う評判は既にはるか過去のものとなっています。基地局数の圧倒的増加は言うに及ばず、そのエリア設計の確実さも見事としか言いようがありません。 まさに、王者の貫禄。費用対効果はあるのかといった視点をはるかに飛び越えて、王者のあるべき

  • 5日連続キャリア戦略分析室(第2日:au/UQ) | 無線にゃん

    日はauとUQをまとめて考えます。いや、まとめて考えてあげないとかわいそうなくらい悲惨な状況(笑)なので。 au、つまりKDDIは、日で唯一の市内インフラ+県間インフラ+国際インフラ+衛星インフラ+CATVインフラ+移動体インフラを一社で手がける企業です。・・・のはずです。実際にはばらばら。唯一の接点は請求書。別会社体制のソフトバンクグループよりばらばらのサービスです。 そんななかで、結局auは、独立した携帯電話会社として巨人ドコモやソフトバンク軍団と戦おうとしている。これじゃぁ勝てるわけがありません。UQとの連携サービスもようやく1個だけ始まりましたが、焼け石に水。au+UQの純増数で2位のドコモに及ばず、3位のイーモバイルを何とかしのげたか、と言う程度です。笑えるほど弱い。 これがどうしてこういうことになっているのか、と言うことを考えるにつけ、やはりどうしても気になるのが、auの戦

  • 無線にゃん

    でも分かるシリーズ(シリーズ?)。今回はGPSです。 なんとなく、GPSについて間違ったイメージが一部に固着している感じがするので、でも分かるシリーズにぶち込んでみます。 GPSというと、「GPSモジュールをつけておけば衛星を使ってその位置を追跡できる」みたいに思っている人、意外と多いんですよね。 この理解は正確ではありません。「衛星」「位置」辺りのキーワードはそろっているんですが、そこから飛躍して「衛星がターゲットを追跡する」みたいになっちゃってる例が映画やアニメなどでも散見されます。そのために、完全に誤った理解が広がっている感があります。 これが良く知られている(そして間違っている)イメージ。GPS衛星で対象のGPSモジュールを追跡はできません。 じゃあ実際にGPSってのは何をしているのか? ちょっと詳しい人には大きな間違いに目をつむってもらうこととして、ざっくりのイメージ図を示し