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ブックマーク / asahi2nd.blogspot.com (4)

  • 『自殺』末井昭 「第17回 鬱と自殺」|朝日出版社第二編集部ブログ

    2.25.2013 末井昭第17回 と自殺 元白夜書房の編集者・末井昭さんが、自殺について、ぐるぐる考えながら書いていきます。 48歳で家出をした末井さん。29年暮らした前の奥さんのこと。「私と暮らせば楽しいよ」と言う美子ちゃんとの新しい暮らしと、の始まり。生きている感じがしない、何をすればいいかわからない。自己嫌悪のブラックホールからの脱出と、心の部屋の窓のこと。(編集部) 16年前のことです。いつものように会社に出かけようとしていたとき、その当時一緒に暮らしていたとちょっとした口論になりました。それは夫婦ではよくある些細な喧嘩でしたが、そのときふと「別れよう」という言葉が出ました。29年間一緒に暮らしてきて「別れよう」なんて言ったことは一度もなかったので、は「よくそんなことが言えるわね」と言って気にしませんでした。 その頃、僕は写真家の神蔵美子と付き合っていて、この人

  • 第14回 秋田県の憂鬱 - 朝日出版社第二編集部ブログ

    11.01.2012 末井昭第14回 秋田県の憂 元白夜書房の編集者・末井昭さんが、自殺について、ぐるぐる考えながら書いていきます。 なぜ秋田の自殺は多いのか? 2600体の変死体を解剖してきた法医学者・吉岡尚文さんにお聞きしてきました。自殺の手段、原因、遺書…『秋田県の憂』の話。(編集部) 平成23年度の都道府県別自殺者の数が、警察庁のホームページに発表されています。それによると、1位は東京都の3120人、次いで大阪府の1924人、神奈川県の1852人と続きます。最も低いのが徳島県の150人ですが、当然ながらこの数は人口とほぼ比例しています。しかし、人口10万人に対する自殺者の数に直すと、順番がガラッと変わってきます。この数値を自殺率と言いますが、平成23年度の都道府県別自殺率は、1位が山梨県(36.1)、2位が秋田県(31.6)、3位が新潟県(30.5)、4位が岩手県(30.

  • 「現代中国:現在と過去のあいだ」第一回 - 朝日出版社第二編集部ブログ

    9.11.2012 梶谷懐第1回 第1章:烏坎村と重慶のあいだ ──公共性と一般意志をめぐる考察──(1) ■ 東アジアにおける「公共性」概念の困難性僕は大学で中国経済について教えている。その職業がら、経済問題を中心に、現代中国を題材としたものを書く機会が多い。最近では、専門家ではない人々を対象にしてものを書いたり喋ったりする機会も少しずつ増えてきたが、正直なところ、そのたびどうも不完全燃焼のような気がして仕方がなかった。それはどうしてなのだろう、と考えたときに、同じ現代中国について論じたものであっても、「専門家」が分析し、アカデミズムあるいはそれに近いところの中で流通する言論と、よりジャーナリスティックで、より多くの読者を獲得する(=大衆受けする)言論との間に前提となる認識や内容面でのギャップがありすぎるからではないか、という考えに行き着く。 前者は、基的に経済学政治学、歴史

  • 朝日出版社第二編集部ブログ

    7.10.2012 末井昭第12回 抗議の自殺 白夜書房の編集者・末井昭さんが、自殺について、ぐるぐる考えながら書いていきます。 キャバレーの宣伝課に就職、ホステスさんたちに拝まれるオブジェをつくった末井さん。ピンクサロンの看板描きをしていた1971年に起きたある事件のこと。そして2003年に日比谷公園で焼身自殺をした檜森孝雄さんについて。 僕が第二次産業から第三次産業へ移行した(と言っても、工場労働者からデザイナーになろうとしただけのことですけど)1968年ごろは、全共闘運動が盛り上がっていて、あちこちの大学が封鎖されていました。何もかも造反有理で、体制・権力に歯向かうのが当たり前の時代でした。川崎の自動車工場で働きながら、グラフィック・デザイナーになろうと思って通っていた青山デザイン専門学校も、その余波でバリケードが築かれるようになってしまいました。 僕は全共闘運動に共感はして

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