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ブックマーク / riabou.net (2)

  • リアリズムと防衛を学ぶ » 「戦争なんか起こるわけがない」は思い込みだという歴史的実例

    は長らく平和を謳歌してきました。そんな中で防衛体制の整備には「戦争なんか起こるわけがないのに…」という懐疑論が常にともないました。どころか、「危機がもし起ったら」と考えること自体が危険思想である、戦争が好きな軍国主義者だ、という風に非難された時代もありました。 ところが歴史的に見て「戦争なんか起こるわけがない」という見通しが外れたことは多くあります。 「アルゼンチンが戦争なんかするわけない」 いまから30年前の1983年4月、「フォークランド紛争」という戦いが起こりました。アルゼンチンとイギリスとの紛争です。きっかけは、イギリス領フォークランドに対し、アルゼンチンが突然侵攻を開始したことでした。 ですが紛争勃発の直前まで、戦争なんか起こるわけがない、意見が強くありました。それはかなり論理的なものでした。例えば83年4月5日に発売された雑誌ビジネスウィークは、戦争にいたる可能性は低い、と

  • リアリズムと防衛を学ぶ

    両国が領有権を争っている島。 そこに、一方の一般市民が不法に上陸。両国の争いはヒートアップしていきました。 これは、30年前のおはなし。 1982年。南太西洋の島々の領有権をめぐり、イギリスとアルゼンチンが争いっていました。 その始まりは民間市民の上陸です。背景はアルゼンチンの経済が不調で、政権が危うかったこと。そこで、歴史的な経緯から係争中だったフォークランド諸島がクローズアップされました。国民の目をそらすためでした。アルゼンチンの民衆は、政府がやらないなら自分たちが島を取り返すんだと盛り上がります。義勇軍のような気分で、島に不法上陸したり、デモを行ったり。運動が過熱していきました。 それが政府の選択肢をせばめ、ついには戦争を引き起こしました。フォークランド紛争のはじまりです。 その島には名前が2つ その島々には2つの名前があります。イギリス人は「フォークランド諸島」、アルゼンチン人は「

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