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  • 河北新報 東北のニュース/ベガルタ、市民、絆の軌跡 英監督ドキュメンタリー映画製作

    ベガルタ、市民、絆の軌跡 英監督ドキュメンタリー映画製作 関係者のインタビューを撮影する(左から)ハーコムさん、トロッドさん、カメラマンのクリス・クロークさん=仙台市 サッカーJ1のベガルタ仙台と市民の絆をテーマに、イギリスの映画監督ダグラス・ハーコムさん(45)がドキュメンタリー映画の製作を進めている。東日大震災後、チームの躍進が被災地の希望の一つとなっていることを知り、昨年から取材を続けてきた。ことし中の完成を目指している。  映画の題名は「フットボール・テイク・ミー・ホーム」(サッカーよ、私を故郷に連れて行って)。ベガルタサポーターが選手入場時に歌う「カントリーロード」の歌詞から取った。  ハーコムさんは震災後、仙台の友人からベガルタの存在を知らされた。被災地を勇気づけようとチームとサポーターが一丸となって戦う姿に「巨大産業と化してしまった英国サッカーにはない魅力を感じた」。昨年1

  • 河北新報 東北のニュース/「危機意識ない」首長・住民、怒りと諦め 福島第1トラブル

    「危機意識ない」首長・住民、怒りと諦め 福島第1トラブル 使用済み燃料プールの冷却停止に続き、次々と明らかになる放射能汚染水の漏出。東京電力福島第1原発の度重なるトラブルに、福島県の原発周辺自治体や住民からは9日、怒りの声が上がった。全域で住民が避難を強いられている浪江町の馬場有町長は「これから復旧復興というところで水を差される。(東電は)危機意識がない」と憤りをあらわにした。  浪江町は1日に避難指示区域が再編され、住宅が密集する地域への立ち入りが可能になったばかり。福島市の仮設住宅に避難している農家の志賀元治さん(65)は「不安を感じるが、東電の体質だと思っている」とあきれ顔。「死ぬときは自分の家でと思っていたが、もう帰れないと思う」と諦めたように話した。  同じく避難中の無職田村サキコさん(83)も「家に帰って草むしりなどしたいが、(放射能への不安で)帰れない」と語った。  昨年8月

  • 河北新報 内外のニュース/海江田氏が安愚楽宣伝と提訴 出資者、6億円賠償求める

    海江田氏が安愚楽宣伝と提訴 出資者、6億円賠償求める 破綻した安愚楽牧場をめぐり、民主党の海江田代表を提訴するため東京地裁に入る弁護団=18日午後 和牛オーナー制度が行き詰まり破綻した安愚楽牧場(栃木県)をめぐり、海江田万里・民主党代表が経済評論家時代に執筆した著書や記事を読んで出資し損害を被ったとして、11都県に住む44~78歳の男女30人が18日、計約6億1千万円の賠償を求め、東京地裁に提訴した。  訴状によると、海江田氏は1987~92年ごろ、「リスクはゼロ」「元金確実」などと書籍や雑誌で紹介。同牧場のイベントでスピーチもしていた。出資者側は「投資の専門家として知名度と影響力があったのに、危険性の調査や説明を怠り、宣伝マンの役割を果たした」と主張している。

  • 河北新報 東北のニュース/2年ぶりの運行へ着々 三陸鉄道・南リアス線に新型車両

    2年ぶりの運行へ着々 三陸鉄道・南リアス線に新型車両 クレーンで線路に搬入される三陸鉄道南リアス線の新車両 三陸鉄道南リアス線(盛-釜石)の盛-吉浜間(21.6キロ)の運行が4月3日に再開されるのを前に、南リアス線に新たに導入される新型車両1両が16日、盛駅(岩手県大船渡市)近くにある車両基地に搬入された。  作業は午前9時ごろ始まり、大型クレーン2基で重さ約24トンの新車両をつり上げ、約6時間かけて線路に搬入した。搬入後、三陸鉄道の社員ら約20人が車両を手で押して基地の中に入れた。新たに導入される車両は計3両で、残りの2両は23日に納入される。  運転士の佐々木光一さん(41)は「2年ぶりの運行で待ちに待っていた。復旧まで多くの人に支えられ、当に感謝している」と話した。  新車両は全長18メートルで、定員は110人。クウェート政府の支援金を活用し、新潟県の鉄道製造工場で整備された。

  • 河北新報 東北のニュース/仙台水族館、建設発表 三井物産など 市、特区申請を検討

    仙台水族館、建設発表 三井物産など 市、特区申請を検討 仙台水族館(仮称)の建設が計画されている高砂中央公園整備地 2015年春の開業を目指す仙台港背後地(仙台市宮城野区)の「仙台水族館」(仮称)について、三井物産などは15日、建設計画を正式発表した。地元経済界は、震災の影響で減少した交流人口回復への貢献を期待。懸案だった水族館進出を確実にするため、仙台市は復興特区の申請などに向けた検討を進める。  水族館は三井物産と、横浜・八景島シーパラダイスを経営する横浜八景島、仙台市内の企業4社による新会社が建設。仙台東部道路仙台港インター近くの高砂中央公園整備地(14万5000平方メートル)の一角を市から借り受け、延べ床面積1万平方メートルの水族館を造る。  新会社は「東北の復興を象徴する水族館」をコンセプトに掲げ、東北の海や川にすむ魚類を多く展示。海生動物のショーを楽しめるエリアは東北最大規模で

  • 河北新報 東北のニュース/三陸鉄道南リアス線・盛-吉浜間 4月3日に運行再開

    三陸鉄道南リアス線・盛-吉浜間 4月3日に運行再開 第三セクター三陸鉄道(岩手県宮古市)は15日、東日大震災の津波で被災し、運休中の南リアス線盛-釜石間(36.6キロ)のうち、盛-吉浜間(21.6キロ)の運行を4月3日から再開すると発表した。釜石までの全線再開は2014年4月を予定している。  3日は吉浜駅(岩手県大船渡市)で記念式典を開くほか、無料で乗れる記念の臨時列車(2~3両編成)を3往復運行する。平常ダイヤは4日からで、1両編成の1日7往復。  南リアス線の復旧工事は昨年5月に始まり、線路や橋などを補修してきた。運行4車両のうち3車両は津波被害で運行不能となり解体された。  クウェート政府の支援金で新たに購入した3両が今月中に搬入される予定。

  • 河北新報 東北のニュース/2年ぶり、鉄道輸送専用線が再開 日本製紙石巻

    2年ぶり、鉄道輸送専用線が再開 日製紙石巻 再開式出席者の拍手に見送られて出発する貨物列車 東日大震災で被災した宮城県石巻市の日製紙石巻工場で製品を鉄道輸送する専用線が14日、約2年ぶりに運行を再開した。石巻工場は昨年8月に全面復旧した製造ラインに続き、輸送態勢も震災前と同水準を取り戻した。  専用線は延長約2キロで、石巻工場の荷役ホームとJR貨物の石巻港駅を結ぶ。津波でレールが流失し、ホームの建屋も全壊した。昨年5月から約3億円を掛け、レール敷設やホーム建設などの復旧工事を進めていた。  石巻工場は生産再開後、トレーラーなどで製品を搬送してきた。大量の物資を安定的に運べる鉄路の復旧により、積み込み作業が省力化されるなど、コスト削減につながるという。  荷役ホームであった再開式には社員や工事関係者ら約100人が出席し、日製紙の山下勁副社長が「専用線の再開で生産体制は万全になった」と

  • 河北新報 東北のニュース/JR仙石線 15年全線復旧へ 震災教訓 踏切ゼロに

    JR仙石線 15年全線復旧へ 震災教訓 踏切ゼロに 東北運輸局は13日、JR東日が仙石線の陸前大塚-陸前小野間(6.4キロ)で計画する一部ルートの内陸移設を認可した。仙石線は東日大震災で被災した高城町-陸前小野間(11.7キロ)の復旧工事に必要な手続きが全て整った。JRは同日、2013年度早々に工事に入り、15年中の全線復旧を目指す方針を明らかにした。  移設対象は、宮城県東松島市の陸前大塚駅東側から鳴瀬川橋まで。東名、野蒜両駅を高台の市街地復興土地区画整理事業地内に建設し、現行より約500~600メートル内陸側を走るようにする。両駅の設備は現在と同様にする。  移設に伴い、陸前大塚-陸前小野間は現行と比べ約1.2キロ短くなる。標高は現在の約2メートルから約22メートルに上がる。用地は東松島市が取得済みで、JRは最終的に買い取る。現ルートは線路撤去後に市に売却する方針。  7カ所あった

  • 河北新報 東北のニュース/防災拠点構想で現実味 JR仙台貨物ターミナル駅移転

    防災拠点構想で現実味 JR仙台貨物ターミナル駅移転 移転の行方がにわかに注視され始めたJR貨物の仙台貨物ターミナル駅 宮城県などが宮城野原公園総合運動場(仙台市宮城野区)一帯に広域防災拠点を整備する構想を打ち出したことで、整備区域にあるJR貨物仙台貨物ターミナル駅の移転の行方が注目を集めている。移転の可能性はこれまでも検討されたが、費用問題が支障となり具体的な計画には発展しなかった。移転候補地の一つは仙台市宮城野区岩切地区。跡地買い取りの意向を示す県の購入額がどうなるかなどが、議論の鍵を握りそうだ。(報道部・長谷美龍蔵) <岩切地区が有力>  岩切地区の候補地は東北線東仙台-岩切間の沿線で、国道4号バイパス東側。一帯は田畑が広がり、JR東北線の直線区間が1キロ以上続く。  基編成20両の貨物列車が真っすぐ停車できるのが利点。物流拠点の若林区卸町地区や仙台港周辺にも近く、隣接する宮城野区燕

  • 河北新報 東北のニュース/島民76%「住み続けたい」 気仙沼・大島で意向調査

    島民76%「住み続けたい」 気仙沼・大島で意向調査 「復興に向けた島民アンケート」の結果を報告する長峯教授(右奥) 東日大震災で被災した宮城県気仙沼市大島で、島民の8割近くが今後も島に住み続けたい意向を持っていることが10日、大島総合開発センターであった「復興に向けたアンケート」の報告会で示された。人口減や医療・福祉問題への不安、不満も大きいが、豊かな自然環境などへの愛郷心をうかがわせた。  アンケートは、気仙沼市出身で関西学院大総合政策学部の長峯純一教授ら、復興支援に携わる大学関係者でつくる「気仙沼大島未来チーム」が1月、自治会組織の協力を得て島民2700人を対象に実施し、回答率は63.0パーセントだった。  このうち、「今後も大島に住み続けたいか」という問いには、76.0パーセントが「住み続ける」と回答した。  「最も心配なこと(複数回答)」は人口流出、少子高齢化、医療・福祉施設不足

  • 河北新報 東北のニュース/石巻、津波死亡・行方不明者 3分の2が自宅で被災

    石巻、津波死亡・行方不明者 3分の2が自宅で被災 東日大震災の犠牲者が最も多かった宮城県石巻市で、津波による死亡・行方不明の3分の2が、自宅で被災したとみられることが、土木学会津波避難調査小委員会の三上卓幹事長らのグループの調査で明らかになった。体が不自由だったり、迎えを待っていたりして自宅から逃げられなかった人は全体の2割に達した。  市の震災時の犠牲者は、住民基台帳上で3592人(昨年12月末現在、行方不明者を含む)。グループは犠牲者の家族や近隣住民へのアンケートと聞き取りを2011年11月に始め、死亡時の居場所や津波到達直前の行動について、812人の状況を把握した=グラフ=。  このうち自宅で被災した犠牲者は65.9%に上った。自宅にいた理由は「逃げなかった」が調査対象全体の34.5%。「体が不自由か付き添いで自宅にいた」は15.4%、「自宅で迎えを待っていた」は5.4%と、何ら

  • 河北新報 東北のニュース/移動レストラン東北に新列車 JR東日本、まずは八戸線投入

    移動レストラン東北に新列車 JR東日、まずは八戸線投入 新たに投入される観光列車「東北エモーション」のイメージ(JR東日提供) JR東日は5日、東北のと景色を楽しむ観光列車「東北エモーション」を今秋から運行すると発表した。まずは八戸線(八戸-久慈)に投入し、将来的には東北のほかの地域でも走らせる。観光需要を掘り起こし、地域活性化や震災復興に寄与したい考えだ。  「移動するレストラン」をコンセプトに、気動車3両を約4億円で改造。各車両を乗客が料理の様子を見学できるキッチン、個室席(28席)、オープンダイニング席(20席)にする。車内アートは十和田市現代美術館が担当する。  地元の材を活用した料理を味わいながら、景色や東北の文化を楽しんでもらう。臨時列車として、休祝日や夏休みなど年間150日程度の運行を予定している。  JRは昨年12月、大船渡線で「ポケモン列車」の運行を開始。来冬か

  • 河北新報 東北のニュース/「女川さいがいFM」の活動、NHKドラマ化 宮城

    「女川さいがいFM」の活動、NHKドラマ化 宮城 東日大震災で被災した宮城県女川町で地域情報などを発信している臨時災害放送局「女川さいがいFM」の活動が、NHKでテレビドラマ化される。撮影は29日から町内で行われる予定で、震災発生から2年を迎える3月に放送される。  ドラマのタイトルは「ラジオ」。FMでパーソナリティーを務め、「某ちゃん。」と呼ばれる地元の女子高生のブログが原作で、映画「私をスキーに連れてって」などで知られる一色伸幸さんが脚を手掛けた。  震災後に引きこもりがちだった「某ちゃん。」がFMに参加し、ブログで心情をつづり始める。次第に元気を取り戻すが、東京都が町のがれき処理を受け入れたことへの反対運動について書いたブログが閲覧者100万人を超え、大騒動になるというストーリーだ。  モデル出身の若手女優刈谷友衣子さんが主演し、吉田栄作さんや豊原功補さん、西田尚美さんらが出演す

  • 河北新報 内外のニュース/政府、震災復興に1・6兆円 雇用確保や営農再開

    政府、震災復興に1・6兆円 雇用確保や営農再開 政府が11日にまとめる10兆3千億円の緊急経済対策のうち、1兆6千億円を被災者の雇用対策など、東日大震災の復興関連事業に充てることが8日、明らかになった。安倍晋三首相は震災復興を政権の最優先課題に挙げており、思い切った予算措置で復興を加速させたい考えだ。  緊急対策では主な復興事業として、被災者の一時的な雇用確保に500億円を使うほか、津波被害を受けた自治体の地域振興に1047億円、福島県での営農再開を支援する基金設置に232億円を拠出する。  今回の緊急対策では、原則として復旧・復興や被災者の生活再建のための施策に絞り込んだ。

  • 河北新報 東北のニュース/大槌町に派遣の男性自殺 兵庫・宝塚市職員 年末まで業務

    大槌町に派遣の男性自殺 兵庫・宝塚市職員 年末まで業務 東日大震災の被災自治体支援で岩手県大槌町に派遣されていた兵庫県宝塚市の男性職員(45)が、宿泊していた宮古市の仮設住宅で首をつった状態で死亡していたことが5日分かった。カレンダーの裏に遺書のようなメモがあり、自殺とみられる。  大槌町などによると、遺体が見つかったのは3日。2日から連絡が取れなくなったことを心配した男性のが、宮城県南三陸町に派遣されている宝塚市の同僚職員に確認を依頼。様子を見に行った同僚が発見した。  カレンダーの裏には、周囲への感謝と「大槌は素晴らしい町です。大槌頑張れ」と記されていたという。  大槌町によると、男性は昨年10月1日に派遣され、任期は今年3月31日までだった。都市整備課で土地区画整理事業の用地交渉などを担当していた。仕事納め後の昨年12月29、30両日も復興計画に関する住民の聞き取り調査のため出勤

  • 河北新報 東北のニュース/わがこと防災減災(2) 迫る海、まさか屋上まで

    わがこと防災減災(2) 迫る海、まさか屋上まで 病院は雄勝湾のほとりにあり、2、3階からは、海が一望できた=宮城県石巻市雄勝町雄勝伊勢畑 東北大災害科学国際研究所副所長(津波工学)今村文彦さん ≪石巻市雄勝病院職員ら、なすすべなし≫  東日大震災の津波被害を受けた東北の海岸線は400キロに及ぶ。そこで起こったことが詳しく報じられていない被災現場もまだある。なぜ犠牲者が出たのか。どうすれば助かったのか。「わがこと」として自分や家族に重ね、身を守るすべを意識するところから、備えは始まる。証言を集め、教訓を探るため、岩手、宮城、福島の4カ所の被災現場に入った。 (「いのちと地域を守る」取材班) =第1部は4回続き  「津波はここまでは来ない」。震災ではそんな想定が足かせとなり、各地で多くの命が失われた。海を臨む宮城県の石巻市雄勝病院もその一つだった。  堤防をのっそり乗り越え、津波は来た。  

  • 河北新報 東北のニュース/JR常磐・仙石線一部ルート移設 5駅位置変更認可

    JR常磐・仙石線一部ルート移設 5駅位置変更認可 東北運輸局は21日、東日大震災で被災したJR仙石線と常磐線の一部ルートの移設に伴い、計5駅の位置を変えるJR東日の計画を認可した。被災区間の復旧に向けた最初の法手続きで、JRは今後、ルートや駅舎構造の変更認可、用地取得などを経て工事に入る。仙石線は2015年度内に全線、常磐線は17年春に原ノ町以北の運転再開を目指す。  5駅は仙石線が陸前大塚-陸前小野間の東名と野蒜(ともに東松島市)。常磐線が駒ケ嶺-浜吉田間の新地(福島県新地町)、坂元、山下(ともに宮城県山元町)。東名と野蒜は各500メートル、新地は300メートル、坂元と山下は1100メートルずつ内陸側へ移す。  認可したのは事業基計画変更で、JRが鉄道事業法に基づき申請していた。仙台市宮城野区の東北運輸局で、長谷川伸一局長がJR東日の里見雅行仙台支社長、小池邦彦水戸支社長にそれぞ

  • 河北新報 東北のニュース/「小沢王国」落日 達増氏涙、剛腕1人残る

    「小沢王国」落日 達増氏涙、剛腕1人残る 小選挙区での落選が決まり、支持者にあいさつする達増さん。隣は夫の達増拓也岩手県知事=16日午後10時45分ごろ、盛岡市の事務所 日未来の党の前議員小沢一郎さん(70)が築き上げた岩手の小沢王国は、崩壊を印象づけた。民主党時代の前回衆院選の全4選挙区制覇から一転し、小選挙区で未来の当選は4区の小沢さんだけ。ほかの3選挙区は敗北を喫し、比例復活も2区の前議員畑浩治さん(49)のみにとどまった。「選挙の小沢」の神通力は通じなかった。  公示直前に参戦を決めた1区の新人達増陽子さん(47)。1996年の小選挙区制導入以来、小沢さん系列が守ってきた県都の議席を失った。  民主党に残った前議員との同門対決。かつて1区の衆院議員だった夫の達増拓也岩手県知事と共に後援会を引き締めたが、出遅れた。達増さんは「私の力が及ばなかった」と仲間をかばった。  比例復活で再

  • 河北新報 東北のニュース/各党の「脱原発」に冷めた視線 福島事故収束作業の労働者

    各党の「脱原発」に冷めた視線 福島事故収束作業の労働者 福島第1原発事故の収束作業に当たる労働者=10月12日 福島第1原発事故の収束作業に当たる労働者が、衆院選での各党の「脱原発」の大合唱に冷めた視線を送っている。労働者は事故で高線量被ばくし、命の危機に直面した。それでも生計を立てるために危険と背中合わせの現場で働き続ける。労働者にとって脱原発のオンパレードは票目当てのお題目にしか見えない。  「脱原発は失職を意味する。簡単に言ってほしくない」  30代の原発労働者の男性は脱原発ムードに違和感を覚える。第1原発構外で事故収束作業の補助的な仕事をしている。  事故は構内で目の当たりにし、高線量の放射線を浴びた。自宅が避難区域に指定され、いったん離職したが、数カ月後に復帰した。  復帰の理由は結婚だ。「養わなければならない家族ができた。原発作業の日当は2万円近くあり、他の仕事より実入りがいい

  • 河北新報 東北のニュース/岩手「滝沢市」誕生へ 14年市制移行 村議会可決

    岩手「滝沢市」誕生へ 14年市制移行 村議会可決 市制移行の議案を可決した村議会=14日午前11時30分ごろ、岩手県滝沢村 2014年1月の市制移行を目指す岩手県滝沢村の村議会は14日、12月定例会を開き、村を市とする議案を全会一致で可決した。市制移行は国との協議などを経て、遅くても来年9月までに総務相告示により正式決定する。  村議会には各地区の自治会長ら関係者約60人が傍聴に訪れた。議案が可決されると、傍聴席から拍手が起きた。  閉会後、柳村典秀村長は報道陣の取材に対し「議決されてほっとしている。市になるべきだとの信念を持って取り組んできた」と話した。  市制移行の動きは、市の要件だった人口5万人を超える見通しになったのを受け、柳村純一前村長が1997年、単独市制を目指すと表明したのが始まり。しかし、県条例が定める要件「官公署の5以上設置」を満たせず、いったん頓挫した。  その後「平成