第2回は、スマートフォン/タブレット用のアプリケーションプロセッサメーカーとしてシェアを伸ばしている米NVIDIA、OMAPシリーズの名称で以前から携帯電話に広く使われているアプリケーションプロセッサを開発する米Texsus Instruments(TI)のプロセッサロードマップを取り上げる。 NVIDIAのTegraはグラフィックスプロセッサの性能向上も加味 米NVIDIAは、PC用の3次元グラフィックスチップのメーカーとして著名だが、最近では、タブレットやスマートフォン用のアプリケーションプロセッサメーカーとしてもシェアを伸ばしている。 同社の製品は「Tegraシリーズ」と呼ばれ、2011年9月現在の製品は「Tegra2」である。NVIDIAは、今後4年の間にTegra2の100倍近い性能のプロセッサを開発する意向を示している(図1)。100倍といっても、CPU性能だけでなく、統合され