たった半年間で、グーグルには214万件のコピーライト侵害などによる削除要求が集まる。また、各国政府からの公式要求は1000件を超え、ミャンマーの軍事政権は昨年9月に反政府情報を遮断するためにインターネット通信を阻害した---グーグル社が、コーポレート・ガバナンスの一環として発行するレポートには、こんな内容が淡々と綴られている。 そのレポート名は: Google Transparency Report (以下GTR) 今回は12年6月18日に2011年下半期の情報が追加された最新版を取り上げ、最近の状況を読み解いてみよう。なお、特に注記がない限り、登場する数字は11年下半期だけのものとご理解頂きたい。 75才のおばあちゃん、誤って光ファイバー切断 連邦政府の要求により始まったGTRは、2010年4月に発表されて以来、今回で5回目の更新となる。同レポートは大きく以下の4つに分かれる。 ① トラ
今月7月4日に欧州議会で海賊版対策条約が否決された。既に、山田奨治氏(twitter)がそのブログで「違法ダウンロード刑罰化とACTA:彼我の差を考える」という記事を、84oca氏(twitter)がガジェット通信などで「欧州議会のACTA否決で深まる日本の“監視・検閲型”知財政策への疑念」という記事を、谷本真由美氏(twitter)がWirelessWire Newsで「忘れっぽい日本人といつまでも覚えている欧州人」という記事を書かれているので、リンク先をご覧頂ければ十分だと思うが、ここでも遅ればせながら、この7月4日の欧州議会における海賊版対策条約の否決について取り上げておきたい。 まず、欧州議会のリリースは、この否決について以下のように書いている。 The Anti-Counterfeiting Trade Agreement (ACTA), was rejected by the
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