naocha曰く、"朝日新聞の記事によると、ヒトに最も近い生物、チンパンジーの全遺伝情報(ゲノム)の概要を米国のブロード研究所、ワシントン大などの研究者からなるThe Chimpanzee Sequencing and Analysis Consortiumが解読し、9/1号のNatureで発表した。(news@natureの特集ページ) 今回の研究では、人間とチンパンジーのDNA配列の大きな違いというのが、嗅覚や免疫、精子の生産に関する遺伝子であるということが明らかになった。また、約600万年前に共通祖先から枝分かれした後に、 人間とチンパンジーの双方で、幾つかの遺伝子について急激な変化が起きたことも判明した。昨年発表された理研のチンパンジー22番染色体の解読の結果ともよく一致している。 なお、今回の結果はまだドラフト段階であり、今後の研究が期待される。"