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ブックマーク / asahi2nd.blogspot.com (5)

  • 断片的なものの社会学 第8回「笑いと自由」

    岸 政彦 第8回「笑いと自由」 ブログで2013年末から1年間にわたって連載していた『断片的なものの社会学』が、このたび書籍になります。2015年6月はじめから書店店頭に並ぶ予定です。これまで連載を読んでくださってありがとうございました。書き下ろし4に、『新潮』および『早稲田文学』掲載のエッセイを加えて1冊になります。どうぞよろしくお願いいたします!(編集部) 先日、ある地方議会で、男性議員からの、女性議員に対するとても深刻なセクハラヤジがあり、メディアでも大きく取り上げられて問題になっていたが、そのとき印象的だったのは、ヤジを飛ばされているちょうどそのとき、その女性議員がかすかに笑ったことだった。 あの笑いはいったい何だろうと考えている。 *  *  * 仕事でも、あるいは個人的にも、いろんな人たちとお付き合いがあり、なかでも自分の研究や教育、社会活動の関係で、いわゆるマイノリティと

    断片的なものの社会学 第8回「笑いと自由」
    Nean
    Nean 2014/10/14
  • 朝日出版社第二編集部ブログ

    吉良貴之〔きらたかゆき〕氏が語り始めた。 「トロッコ問題」について聞き及んだ人はどれくらいいるだろうか 新装なった高知市図書館「オーテピア」、最上階プラネタリウム横会場での、寒風に澄〔す〕んだ師走〔しわす〕ひと日の夕刻であった。「高知サイエンスカフェ」の講師は、東京の若き法哲学者である。 炭鉱の採掘現場でブレーキが壊れて暴走するトロッコが、線路の先の5人の鉱夫に向かっている。切り替え路線の向こうでは別な1人が線路上で作業中である。たまたま路線切替機の隣にいたあなたは、そのまま5人が轢〔ひ〕かれ死ぬのを見過ごすか、レバーを引き路線を切替えて、来無関係な1人の死を引き起こすかの選択を迫られている。あなたはどうするのか?

    Nean
    Nean 2014/06/02
  • 朝日出版社第二編集部ブログ

    ブログで2013年末から1年間にわたって連載していた『断片的なものの社会学』が、このたび書籍になります。2015年6月はじめから書店店頭に並ぶ予定です。これまで連載を読んでくださってありがとうございました。書き下ろし4に、『新潮』および『早稲田文学』掲載のエッセイを加えて1冊になります。どうぞよろしくお願いいたします!(編集部) 先日、ある地方議会で、男性議員からの、女性議員に対するとても深刻なセクハラヤジがあり、メディアでも大きく取り上げられて問題になっていたが、そのとき印象的だったのは、ヤジを飛ばされているちょうどそのとき、その女性議員がかすかに笑ったことだった。 あの笑いはいったい何だろうと考えている。 仕事でも、あるいは個人的にも、いろんな人たちとお付き合いがあり、なかでも自分の研究や教育、社会活動の関係で、いわゆるマイノリティとか差別とか人権とかそういう活動をしている人たちと

    朝日出版社第二編集部ブログ
    Nean
    Nean 2014/03/29
  • 第14回 秋田県の憂鬱 - 朝日出版社第二編集部ブログ

    11.01.2012 末井昭第14回 秋田県の憂 元白夜書房の編集者・末井昭さんが、自殺について、ぐるぐる考えながら書いていきます。 なぜ秋田の自殺は多いのか? 2600体の変死体を解剖してきた法医学者・吉岡尚文さんにお聞きしてきました。自殺の手段、原因、遺書…『秋田県の憂』の話。(編集部) 平成23年度の都道府県別自殺者の数が、警察庁のホームページに発表されています。それによると、1位は東京都の3120人、次いで大阪府の1924人、神奈川県の1852人と続きます。最も低いのが徳島県の150人ですが、当然ながらこの数は人口とほぼ比例しています。しかし、人口10万人に対する自殺者の数に直すと、順番がガラッと変わってきます。この数値を自殺率と言いますが、平成23年度の都道府県別自殺率は、1位が山梨県(36.1)、2位が秋田県(31.6)、3位が新潟県(30.5)、4位が岩手県(30.

    Nean
    Nean 2012/11/07
  • 浜岡問題の隠喩的な拡張力 大澤真幸 | 朝日出版社 第二編集部ブログ

    まもなく新著を刊行する大澤真幸さんが、毎週「時評」を寄せてくださることになりました。第一回は、浜岡原発。ある政治的な決定に触れると、だれしも何か不満を触知する、そんな習性はどこに起因するのか、どうやって脱出するか。 ウィンストン・チャーチルは、労作『第二次世界大戦』の結末で、政治の役割、政治における決定の神秘について論じている。学者や専門家は、いろいろな案件について、複雑で多様な分析結果を提示する。その分析結果から示唆される選択肢のそれぞれに関して、それに賛成すべき理由ひとつに対して、反対すべき理由がふたつあるとか、逆に、反対すべき理由ひとつに対して、賛成すべき理由がふたつあったりする。専門家たちは、だから、必ずこう言う、「一方でOn the one hand...、他方でOn the other hand...」と。こうした状況で、誰かが、はっきりと決定しなくてはならない。決定というこの

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