断片的なものの社会学 第8回「笑いと自由」

岸 政彦 第8回「笑いと自由」 本ブログで2013年末から1年間にわたって連載していた『断片的なものの社会学』が、このたび書籍になります。2015年6月はじめから書店店頭に並ぶ予定です。これまで連載を読んでくださってありがとうございました。書き下ろし4本に、『新潮』および『早稲田文学』掲載のエッセイを加えて1冊になります。どうぞよろしくお願いいたします！（編集部） 先日、ある地方議会で、男性議員からの、女性議員に対するとても深刻なセクハラヤジがあり、メディアでも大きく取り上げられて問題になっていたが、そのとき印象的だったのは、ヤジを飛ばされているちょうどそのとき、その女性議員がかすかに笑ったことだった。 あの笑いはいったい何だろうと考えている。 ＊ ＊ ＊ 仕事でも、あるいは個人的にも、いろんな人たちとお付き合いがあり、なかでも自分の研究や教育、社会活動の関係で、いわゆるマイノリティと

[cyunchol]

とても共感する文章。しばき隊もいなかった時の在特会のデモを見に行った時とか、笑いしか出なかった。笑うことでとりあえずその場は克服出来る。 / 断片的なものの社会学　第8回「笑いと自由」 | 朝日出版社第二編集

[gnt]

塩村文夏都議はなぜ笑った。繰り返される衝撃には笑いが起きる。ヴォネガットっぽい話。

[wankowanwan]

泣き出す寸前と笑い出す寸前の表情は同じだ、って誰かに教わった。ひどい話を聞いてどうしようもない気持ちになった時「なにそれ」と言いながら笑ったような顔になってしまう事があるなあ。

[namawakari]

″末井昭さんの『自殺』という本がある…篠原勝之さんに思い切って話したときに、彼が笑いながら聞いたという。そして、そのことで、その話を他人に話すことが、かなり楽になったという”

[inujin]

まっすぐに「不謹慎なもの」を見つめててすばらしい

[akupiyo]

昨日のプチ呪いってのもこの一種だと思うんだよね。”少なくとも私たちには、もっとも辛いそのときに、笑う自由がある。”

[ankoro]

「ある種の笑いというものは、心のいちばん奥にある暗い穴のようなもの」

[mtakano]

含蓄から文章力までひたすらすごい。圧倒的な文章だ。

[mohri]

文章力すごい

[toya]

ただただすごい

[marin4742]

“田亀源五郎”

[haruhiwai18]

"ある種の笑いというものは、心の…奥にある暗い穴のようなもので なにかあると私たちはそこに逃げ込んで 外の世界の嵐をやりすごす。そうやって私たちはバランスを取って、かろうじて…"　→防空壕としての笑い。

[dragon-boss]

「Laugh your life」（“All The Young Punks”）と歌ったClashを思い出した。

[nebokegao]

「私たちは、人生のなかでどうしても折り合いのつかないことを、笑ってやりすごすことができる／人が自由である、ということは、選択肢がたくさんあるとか、可能性がたくさんあるとか、そういうことではない」

[blueblueblue1-1]

もしかしたら意図しないままアウティングしてしまっているかもしれない。