空飛ぶクルマに試乗する斎藤知事 この記事の写真をすべて見る 職員へのパワハラなど数々の疑惑が浮上している斎藤元彦・兵庫県知事がさらなる窮地に陥っている。辞職を求める包囲網が狭まりつつあるなか、唯一の救いである“県政与党”の維新からも不評を買い始めているのだという。原因は「空飛ぶクルマ」や「ドローン」。維新はこれを大阪・関西万博の目玉事業に位置付けているのだが、斎藤知事がこうした動きに水を差す言動をしたのだという。 【写真】ドローン撮影が映し出したパリ五輪開会式の華やかさ 斎藤知事は2021年の知事選で、保守分裂した自民の一部と維新の推薦を受けて初当選、両党の支えを軸に県政を運営してきた。今年3月、元西播磨県民局長(故人)が、パワハラなど斎藤知事にまつわる7項目の疑惑を告発。元県民局長の内部告発を十分に精査せず、懲戒処分を出したことで県議会に特別委員会(百条委)が設置され、疑惑の解明にあたっ