卵から孵化したばかりのウミイグアナの赤ちゃんがヘビの大群に追われる衝撃映像を覚えているだろうか。そう、2017年3月にNHKスペシャルで放送された『プラネットアースⅡ』、「島」編の一場面だ。放送直後からネットでも話題を呼んだ大自然ドキュメンタリー番組に演出疑惑が持ち上がった。 イギリスメディアの『デイリー・メール』によると、ロンドンで開催中の映像関連業界向けセミナーにおいて、件の「島」編を担当したBBCのプロデューサーが、「イグアナがヘビから逃れるシーンは別に撮影されたいくつかの映像をつなぎ合わせて作った」ことを自ら明かしたという。「イグアナとヘビは思い通りに動いてくれない。連続性のある最高のシーンを作成するために、2台の連なったカメラの映像を編集するのが良かった」とも付け加えたとしている。 このように悪びれることなく講演会で語れるということは、この程度の“演出”は常態化しているということ