取材・構成/錦戸陽子●インプレスR&D 白書・書籍編集部 会場となった札幌コンベンションセンター デジタル文化の未来を語り合うiCommons Summit2008が、去る7月29日〜8月1日、札幌市で開催された。日本初の開催となったこの国際会議には、著作物のライセンスの仕組みを提案するクリエイティブ・コモンズの関係者をはじめ、内外のメディア企業、研究者、アーティストなど、約40か国から400人以上が参加。インターネットのコモンズ(共有の概念)が波及するさまざまな変革の波を気鋭の活動家が語るとともに、ビジネスや教育の現場からクリエイティブ・コモンズ利用の課題も報告された。それらスピーチとパネルディスカッションの一部を、今日から数回に分けて紹介したい。 世界の不均衡に目を向けなければグローバルな問題は解決できない コモンズの台頭 へザー・フォード氏 このサミットの主催者であるアイコモンズ事務