タグ

ブックマーク / www.astroarts.co.jp (201)

  • 「パンドラ銀河団」の大衝突現場を探る

    【2011年6月28日 ESA/Hubble/チャンドラX線天文衛星】 少なくとも4つの銀河団が玉突き衝突を起こしたとみられる銀河団「Abell 2744」の詳細な観測研究結果が発表された。銀河団同士の複雑な衝突によって多くの珍しい現象が見られ、宇宙での物質同士の影響を理解するための重要なヒントを与えてくれそうだ。 可視光とX線でとらえた「パンドラ銀河団」。X線はピンク色、暗黒物質は青色で示されている。拡大図の「CORE」の箇所では、衝突の衝撃で高温ガスと暗黒物質の一部がちぎれて浮かんでいる。「W」「N」付近では、同様に高温ガスが暗黒物質と分離している。「NW」では、高温ガスの塊が暗黒物質に50万光年も先んじて弾き飛ばされている。暗黒物質やその他物質の相互作用を知るうえで興味深い珍しい現象だ。クリックで詳細拡大(提供:NASA, ESA, ESO, CXC, and D. Coe (STS

    Nean
    Nean 2023/02/16
    “「銀河団の複雑な衝突過程によって、これまで観測されたことのないような、実に様々な現象が引き起こされました。それで私達はこの天体を『パンドラ銀河団』と名付けたんです」”?
  • 「ブラックホール警察」、隠れたブラックホールを発見

    ブラックホールとされる天体を精査しては何度も否定してきたことから「ブラックホール警察」と呼ばれる研究チームが、逆に自分たちで発見を成し遂げた。 【2022年7月25日 ヨーロッパ南天天文台】 ベルギーのルーベン・カトリック大学とヨーロッパ南天天文台の研究者たちを中心としたチームは、ブラックホールの可能性があるとされた天体を精査すべく追加観測を行っている。その多くを「ブラックホールではない」と否定していることから、研究チームには「ブラックホール警察」というあだ名が付けられている(参照:「「一番近いブラックホール」の存在、否定される」)。そんな風に偽物の指摘を続けてきたチームから、物を見つけたという発表があった。 「警察」がとらえた「ホシ」は、天の川銀河の衛星銀河である大マゼラン雲にあるVFTS 243だ。大マゼラン雲内のタランチュラ星雲(NGC 2070)のあたりにある約1000個の大質量

    「ブラックホール警察」、隠れたブラックホールを発見
    Nean
    Nean 2022/07/28
    わかんないけれど\(^o^)/、とりあえず。
  • ハッブル宇宙望遠鏡がネオワイズ彗星を撮影

    ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したネオワイズ彗星の高解像度画像が公開された。核から噴出する塵とガスの構造がとらえられている。 【2020年8月26日 NASA】 ハッブル宇宙望遠鏡(HST)は8月8日にネオワイズ彗星(C/2020 F3)を撮影した。HSTがこれほど明るい彗星を、彗星の太陽接近からこれほど間もないタイミングでとらえたのは初めてのことである。公開された画像にはコマ(太陽に温められた彗星核を包むガス)と塵の塊がはっきりととらえられている。 ネオワイズ彗星。(左)2020年7月16日に地上から撮影。(右)8月8日にHSTが撮影した核付近(提供:NASA, ESA, STScI, Q. Zhang (Caltech); ground-based image © 2020 by Zoltan G. Levay, used with permission) ネオワイズ彗星は今年7月3日、太陽

    ハッブル宇宙望遠鏡がネオワイズ彗星を撮影
  • イトカワで発達した金属鉄のひげ状結晶

    探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰った微粒子の表面に、地球外物質では全く知られていない、ひげ状に伸びた金属鉄の結晶が発見された。太陽風が結晶の形成に大きな役割を果たした可能性が示されている。 【2020年3月17日 九州大学】 小天体表面の物質は、太陽から吹き出した荷電粒子(太陽風)の照射や微小天体の衝突によって時間変化する。この現象は「宇宙風化」と呼ばれている。たとえば、小惑星表面は隕石に比べて硫黄に乏しいという観測結果は、鉄と硫黄の化合物である硫化鉄の宇宙風化に起因すると考えられている。硫化鉄は小惑星や彗星の物質に豊富に含まれている物質だが、宇宙風化による変化についてはよくわかっていなかった。 九州大学の松徹さんたちの研究グループは、探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から持ち帰った硫化鉄を含む微粒子や、微粒子から薄い切片を切り出した断面を電子顕微鏡で観察した。 その結果

    イトカワで発達した金属鉄のひげ状結晶
  • 重力レンズ効果を用いた新手法で宇宙膨張率を測定

    重力レンズ効果の影響を受けたクエーサーの観測により宇宙膨張率が求められ、初期宇宙の観測から得られる膨張率に比べ、局所宇宙の膨張率が予想以上に速いことを示唆する結果が改めて高い確実性で得られた。 【2020年1月16日 Kavli IPMU】 宇宙は誕生以来、膨張し続けている。その膨張率は「ハッブル定数」と呼ばれ、宇宙の年齢や構造を理解するうえで重要なパラメーターだ。定数とはいうものの、複数の手法によって導かれた値にはい違いが見られており、正確な値を調べたり違いの原因を探ったりする研究が行われている。 独・マックス・プランク物理学研究所/台湾中央研究院天文及天体物理研究所のSherry Suyuさんたちの研究チーム「H0LiCOW」はハッブル宇宙望遠鏡やすばる望遠鏡を用いて、約30億光年から65億光年彼方に位置する6個のクエーサーを観測し、ハッブル定数の値を調べる研究を行った。クエーサーは

    重力レンズ効果を用いた新手法で宇宙膨張率を測定
  • 宇宙は誕生5.5億年後に再電離 従来の説より1億年遅く

    Nean
    Nean 2020/01/13
    あとで。
  • 太陽の400億倍、最重量記録のブラックホール

    巨大銀河「Holm 15A」の中心ブラックホールが太陽の400億倍の質量を持ち、これまでに質量が直接測定されたブラックホールとしては最も重いことがわかった。 【2019年12月9日 マックスプランク研究所】 くじら座の方向約7億光年の距離にある「エイベル85」は500個以上の銀河が属している銀河団だ。この銀河団の中心には「Holm 15A」という巨大楕円銀河が存在する。私たちの天の川銀河に含まれる恒星の総質量は太陽の1000億倍ほどだが、Holm 15Aの恒星の総質量は太陽の2兆倍もある。 銀河団「エイベル85」。中央の明るい銀河が巨大銀河「Holm 15A」(提供:Matthias Kluge/USM/MPE) 一般に、楕円銀河は内側に向かうほど星が密集して明るさが高くなり、中心部には直径が数百~数千光年ほどの「コア」と呼ばれるほぼ均一な構造がある。しかし、Holm 15Aの中心部はあま

    太陽の400億倍、最重量記録のブラックホール
    Nean
    Nean 2019/12/16
    9日付記事。
  • 大質量星の形成現場、大マゼラン雲の「2羽の孔雀」

    Nean
    Nean 2019/11/23
    とりあえず。
  • ヴァン・アレン帯の電子が加速される場所を特定

    ジオスペース探査衛星「あらせ」などによって宇宙空間の異なる場所で同時に高エネルギー電子と磁場が観測され、そのデータからヴァン・アレン帯の電子がエネルギーを獲得する場所が初めて特定された。 【2019年11月11日 JAXA/九州工業大学】 地球周辺の宇宙空間「ジオスペース」には、数百keV(キロ電子ボルト)~数十MeV(メガ電子ボルト)という高いエネルギーを持つ電子が集まる「ヴァン・アレン帯」という領域が、地球を取り囲むように存在している。ヴァン・アレン帯の広がりや高エネルギー電子の密度は、太陽から放出されるプラズマ流(太陽風)の変化に応じて変動している。 太陽風とジオスペースの解説図(提供:ISAS/JAXA) ヴァン・アレン帯の電子は人工衛星等に影響を与えることもあるため、ヴァン・アレン帯の生成消滅のメカニズムを理解することは人類の安全な宇宙活動において重要な課題だ。しかし、これまでは

    ヴァン・アレン帯の電子が加速される場所を特定
    Nean
    Nean 2019/11/17
  • 太古の火星の水質を再現、生命に適していたことが判明

    探査車キュリオシティが取得したデータから火星のゲールクレーターにかつて存在した湖の水質が復元され、その塩分やpHが生命の誕生と生存に適したものであったことが明らかにされた。 【2019年10月30日 金沢大学】 火星に約35億~40億年前、広範囲にわたって液体の水が存在していた証拠が、探査車や周回探査機によって発見されている。液体の水があれば生命が存在した可能性も考えられるが、生命の存在を検討するうえでは塩分やpHといった水質、周囲の環境も考慮する必要がある。 NASAの火星探査車「キュリオシティ」は約35億年前に巨大湖が内部に存在していたゲールクレーターの調査を行っており、当時湖底だったクレーター内部にある泥の堆積物中に、水の作用で生成した鉱物や有機物などを発見してきた。しかし、すでに失われた湖の水質を地上の実験で復元することは、これまでできていなかった。 10月11日に撮影された「キュ

    太古の火星の水質を再現、生命に適していたことが判明
    Nean
    Nean 2019/11/04
    おやまぁ。
  • 【訃報】人類初の宇宙遊泳に成功、アレクセイ・レオーノフさん

    Nean
    Nean 2019/10/25
    21日付記事。10月11日に亡くなったとのこと。なにがなんでも死なないひとだったのにな。
  • 初期宇宙で初めて見つかった水素ガスの大規模構造「宇宙網」

  • 31光年彼方のスーパーアース

  • 小型望遠鏡で発見、約50億km彼方にある直径3km弱の小天体

    口径28cmの小型望遠鏡を用いた観測により、地球から約50億km彼方のエッジワース・カイパーベルトに半径1.3kmほどの小天体が見つかった。同領域内にこれほど小さい天体が発見されたのは初めてのことだ。 【2019年1月30日 京都大学/ 神戸大学/東北大学/国立天文台/京都産業大学/JAXA宇宙科学研究所】 太陽系の惑星は約46億年前に、半径1~10km程度の微惑星が衝突と合体を繰り返して作られ、大きくなったと考えられている。その微惑星の一部は今でも、海王星より遠方の「エッジワース・カイパーベルト」(以下、カイパーベルト)という領域に生き残っていると予見されてきた。 カイパーベルトには冥王星をはじめ1000kmサイズの天体がいくつも見つかっており、今年初めに探査機「ニューホライズンズ」が接近探査を行った長径30kmほどの小惑星2014 MU69(愛称「ウルティマ・トゥーレ」)のような小天体

    小型望遠鏡で発見、約50億km彼方にある直径3km弱の小天体
  • 二重クエーサー像の観測から推定するハッブル定数

    重力レンズ効果によって複数像に見えるクエーサーを利用して、宇宙の膨張率を表すハッブル定数を推定した研究結果が発表された。 【2019年1月29日 カリフォルニア大学ロサンゼルス校】 宇宙がどのくらいの速度で膨張しているのかを表す「ハッブル定数」は、遠方銀河の大きさや宇宙の年齢を決定するうえで重要な値だ。様々な観測によってその正確な値を知る研究が続けられており、推定値は67-73km/s/Mpc(1メガパーセク(約326万光年)離れた2点間の距離が毎秒67-73km広がる)の範囲にあるものの、確実な答えはまだ得られていない。 ハッブル定数を導出する方法のほとんどは、天体までの距離と、その天体の後退速度(私たちから遠ざかる速度)の2つの情報を元にしている。米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校のSimon Birrerさんたちの研究チームは、これまでにハッブル定数の距離の計算に利用されていない光

    二重クエーサー像の観測から推定するハッブル定数
  • 生まれたての原始惑星系円盤でも回転軸は不揃い?

  • ニューホライズンズ、65億km彼方のウルティマ・トゥーレをフライバイ探査

    NASAの探査機ニューホライズンズが日時間1月2日、「ウルティマ・トゥーレ」の愛称で呼ばれる、太陽から65億km離れた太陽系外縁天体2014 MU69に3500kmまで接近して探査を行い、探査史上最遠方となる天体の姿を撮影した。 【2019年1月7日 ジョンズ・ホプキンズ大学 (1)/(2)/(3)/(4)/(5)】 2006年1月に打ち上げられたNASAの探査機「ニューホライズンズ」は、2015年7月に冥王星をフライバイ(接近飛行)して探査を行い、冥王星の地形や組成、大気、衛星カロンなどに関する膨大な情報をもたらした。 冥王星の探査の後、ニューホライズンズは冥王星軌道から7億km外側にある太陽系外縁天体の2014 MU69を目指して旅を続けてきた。そして1月2日14時33分(日時間)、2014 MU69から3500kmのところを時速5万km以上でフライバイして探査を行った。このときの

    ニューホライズンズ、65億km彼方のウルティマ・トゥーレをフライバイ探査
  • 火星の「ブルーベリー」の成因を解明 - アストロアーツ

    探査車「オポチュニティ」が火星で発見した、鉄を主成分とする大量の丸い粒「ブルーベリー」の形成メカニズムが、地球上に見られる表面が鉄で覆われた丸い岩塊と同じである可能性が高いことが明らかになった。 【2018年12月12日 名古屋大学】 2004年にNASAの探査車「オポチュニティ」によって、火星のメリディアーニ平原の地層中から、鉄を主成分とする青黒っぽい色をした5mmほどの丸い粒が大量に発見された。この粒は色や形状から「ブルーベリー」と呼ばれている。 ブルーベリーと形状や組成が類似する、表面が鉄で覆われた丸い岩塊「球状鉄コンクリーション」は、米国ユタ州の地層にも見られる。類似性が見られる両者の鉄コンクリーションの形成メカニズムがわかれば、火星の環境を知る手がかりになる。 米国ユタ州(左)と火星のメリディアーニ平原の地層中に見られる球状鉄コンクリーション(提供:名古屋大学プレスリリースより、

    火星の「ブルーベリー」の成因を解明 - アストロアーツ
    Nean
    Nean 2018/12/14
  • 系外惑星を一度に44個発見

    系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測データの分析と地上望遠鏡の追観測から、一度に44個の系外惑星が発見された。 【2018年8月10日 東京大学大学院理学系研究科・理学部】 2009年に打ち上げられたNASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」は、星の前を天体が横切ることで起こる明るさの変化を観測して系外惑星を捜索する衛星である。はくちょう座とこと座の境界付近の領域にある大量の星の観測から、2000個以上の系外惑星と3000個近くの系外惑星候補を発見した。 ケプラーは姿勢制御装置の故障のため2013年に主要ミッションを終了したが、2014年からは太陽光圧を利用して姿勢制御を行い、別の空域を対象とした「K2ミッション」を実施してきた。このK2ミッションでも300個ほどの系外惑星の存在が確認されていたほか、多くの惑星候補も発見されている。これらの実証のためには、地上での高解像度観測などフォローアップ観

    系外惑星を一度に44個発見
  • 地球に落下した小惑星2018 LAの破片を回収

    Nean
    Nean 2018/07/18