多摩動物公園の「スカイウォーク」は、地上約15mに渡したロープをボルネオオランウータンが渡る「空中散歩」です。例年、オランウータンのスカイウォークは、冬季休止としていましたが、今年度から冬季も実施することになりました。 スカイウォークを渡った先にある「オランウータンの森」には、複数の樹木が自生し、春には新芽や若葉、秋にはドングリをオランウータンたちが好んで食べるようすを見ることができます。これまでは、冬になるとこれらの森の魅力なくなること、寒さが厳しく飼育条件として適さないことを理由にスカイウォークは冬季休止としていました。 オランウータンの飼育環境を見直すなかで、本当に森には魅力がなく、飼育に適さない環境なのだろうか? という疑問から、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休園していた昨年1~3月に冬季のスカイウォークを試行してみました。すると、オランウータンの森では常緑樹の葉を採って食べる
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