検査の結果は良好で、なんと体重も増えてた。3.8kg。奇跡的に排便が自然にできるようになったことは、やはり主治医の先生も驚くと同時に喜んでいた。彼が自分で調整のためにガブガブ飲んでるホットミルクのおかげか、どれくらい検証できるか自分にはわからない。でも、そう思える。 調子は戻っているが、それでもムラ食いは激しく、各種、揃えても皿は無視され、何が食べたいのかわからず、こちらもヤキモキすることが多い。この日は、天気が良かったが、風が強く体感気温が低いせいか、こちらから誘っっての外での活動は短かった。日に多い時は、春休み中の、息子たちにフォローさせて5回も6回も外に出かけていくのに。現在は、彼自身、勝手に外に出られなくなっている。保護者随伴必須の状態はもちろん、家の猫ドアのある位置まで飛び上がれないのもある。しかし、この畑を行くチコの姿は、もう無理だとMRIの画像を見せられたとき思ったのが、もう
チコが奇禍に遭い、何度か命の存続が危うくなる危機に陥り、その度ごとに主治医の先生の治療や的確な指導のおかげで家族でフォローするための突破口を探しながら日々暮らしてきた。 チコが出かけるというので、彼と末っ子と雨の中、菜乃花畑を行く。修復不能と言われたダメージを負いながらも半年が流れ、ここまで来られた。 彼は本当に凄い。因みに末っ子はスキーに行ってもこの格好で動き回れる特殊体質。氷点下でもx-menみたいな発熱能力により?ランニング、短パンでも全く平気な彼の異父母兄弟である。 彼に再び、菜の花の花咲く畑を歩かせてやりたいなんてことは、当初、間違っても望めるとは思っていなかった。もう一度だけ、菜の花畠を抜けて好きなところまで畑を歩かせてやりたいと、彼が回復するに従い、思うようになった。同時に幾つかのトラブルが予想もしない形で顕在化してきた。彼が排便で苦労するようになったのもその一つだ。彼が長年
1月の末であるが、梅が一斉に開花し始めた。梅の木の下に行くと、羽音がわんわんと聞こえる。ミツバチが出撃してきて採蜜を始めていた。この時期、動きが鈍いかと思えば、回避行動に長けた個体が多く、撮影に苦労した。 ミツバチだけではなく、メジロも頻繁に音連れていて、吸みつをしていた。季節性がずれてきていても、彼らの個体群の中で対応できる者たちは出現する。気候変動が叫ばれて久しいが、本格的に、なんかちょっと違うなという事例が増えて、やがてそれに人も慣れていく。それでも、農作物含め多くの安全保障上の課題が増えていくだろう。豪州のとてつもない数の声明を焼き尽くす業火のような森林火災なども乾燥頻度上昇から避けられなくなっていくだろう。
チコは、未曾有のトラブルに遭遇し、家族全員が懊悩しながらも、ギリギリ彼を死の淵から取り戻すことができた。 我が家のゲートから侵入したバイクに、彼は大腿部と腸骨を破壊されたのだ。現役引退で庭をうろうろするだけになって遠出しなくなっていたので、まさかこの中にバイクが入ってくるとは想定もしていなくての事故だった。バイク側も悪意があったわけではない。本当に不幸な事故であったと思っている。
島の稜線は櫛のようにとがった地形になってたりすると、落雷は頻発する。火災による森林更新は、植物生態学のコンテンツで、fire ecologyと呼ばれたりするのだが、今の気候変動の結果の大規模森林火災はちょっと話が違ってくる。 ここの稜線には落雷により、わりと大きなギャップができていた。侵入したユノミネシダやナチシダと言ったシカの非嗜好植物の陰に、カラスザンショウなどの選好性植物が生えていて、ちょこちょこ鹿による採餌を受けたりしているが、見逃されている株の状態から、ここのシカ密度はそれほど高くないことが示唆される。
私にとっては、年末の生き物となると、大抵ツルになる。マナヅル Grus vipioの集団。遺伝子解析系の大学教官二人とともに出かけて、サンプリングを行ったので、あまり写真を撮る余裕がなかった。非デジタル対応の古いTamronの28-300mmズームの写り。お二人ともフィルム時代のカメラファンで、デジタルになってからそれほど凝った装備の導入などされていないので、現地でタクシーで乗り付けたシルバーエイジが、キャリーバックを引きながら最新の超望遠とデジ一をかついでうろついている状況を見て、目を丸くされていた。考えてみると、バードウォッチング用スポッティングスコープや光学レンズやカメラ機材など、今の若い世代で興味を持って投資する人たちは極小化してるのではないかという気がする。朝カメなどのカメラ雑誌のリーダーの平均年齢は持ち上がって行っているのではないだろうか。 海外調査遠征前にフィルムカメラレンズ
GoProのバッタもんみたいなアクションカメラは、既に4K時代に入っている。元々スマホのカメラモジュールの流用だから、そちらが4Kばかりになれば、自動的にそっちの製品が増える。むしろそちらの製品しか作れなくなっていくだろうと予想した通りになって、かつて購入した2Kの製品()と値段が同じになってしまっていた。 今回購入した、Crosstour4Kは、ハウジングは共通のはずと適当に選んだのだが、メインスイッチの位置が違う製品だった。防水or水中ハウジングも外部電源が装着できないタイプだった。そこには防水キャップ付きのケーブルが差し込めたのだが、そういう設計になっていない。バッテリーを気にせずに使いたいフィールド使いには便利だったのだが、トラブル防止だろうなと思う。 また、以前購入した2Kタイプでは、microSDがいっぱいになると上書きするかどうかという選択ができたのだが、今回のは何分間録画し
2年以上前の拙ブログの記事、『全てのカメラを写ルンですにしますマン』は、マニアックな内容を、速度優先で推敲もなしに書きなぐっただけだったのですが、お楽しみいただいた方も少なくなくて、その後も、一定のアクセスがあります。 趣旨は、カメラ付きフィルム「写ルンです」をデジイチにてシミュレートして、実際にどのくらいのヒット率があり、その設定の妙を確認するという実験でした。 カメラ付きフィルム「写ルンです」は、本体にISO400の35mmフィルムをインストールして、30mmの画角、シャッター速度1/140sec.、絞りf11、撮影距離2mに固定という割り切ったスペックの製品で、自動露出でシャッター速度どころか、絞りも変化させることもなく、それでありとあらゆる事物をユーザーに撮影させて、それなりの歩留まりで写真として写っているという、大変よく考えられたエポックなのですが、それをデジカメでばかすか撮って
準標準レンズというのは35mm判フィルムカメラでは、50mmよりちょっと広角の45mm~38mm程度のレンズのことだ。これらは、フィルムカメラ時代から「準標準レンズ」と呼ばれ、光学系はテッサーかそれに類似したものが使われることが多く、小さくコンパクトな光学系となっている。 その結果、パンケーキレンズやコンパクトデジカメに多く採用されていた。テッサーの光学系は、天才光学設計者、パウル・ルドルフが1902年に開発。当時はレンズ面反射を抑えるコーティング技術が未達であったため、よりレンズ枚数が少ないたった4枚の構成で、それ以前の3枚玉トリオターより多くの歪曲、収差を取り去り、長らくCPの良い解像度の高いレンズとして、類似製品がほとんど全てのメーカーから製造、販売されていた。LeicaやVoigtlanderの廉価モデルのレンズやコンパクトカメラのレンズは、ほぼテッサー類似の設計となっている。その
フルサイズデジイチが手元に来て、広角表現が本来のレンズの画角でできるようになって、気合が入る。APSのトリミング画角に馴れてしまうと、それはそれで使いどころがあるのだが、ものすごく広い範囲が写っていて慌てる。 テリトリーパトロールから戻ってきたみたいな顔をしているが、私の後ろをついて回っているチコ。昔日の鉄砲玉みたいな行動はかなり消えてしまった。昔日の彼は、去勢済みでありながら体力的にも次から次へと侵入してくる雄猫を圧倒していて、空気を読まないレンポウ以外は、侵入を許さなかったのだが、最近は家族の存在に頼りたがる。まあ、それで正しいので、自分の状況を冷静に理解している。 レンジファインダー用レンズは、広角においても正しく正確な測距を可能とするレンジファインダーを持つフィルムカメラ用に設計されているわけで、高精度のオートフォーカスが可能となった今、電子的にフォローされているとはいえ、ピーキン
末っ子が明日から入寮する。ほぼ同じ年、月に生まれ、ベビーベッドを互いにシェアして、長き年月を一緒に暮らしてきたチコとは、しばしの別れ。彼らだけの会話をするためにチコは走る。 私は、親族にトラブルがあって、二都物語ということもあって疲れ切って、まだダメージから回復していない。でも、まだまだ続く彼らの生をまだまだこれから、本当にこれから、見守っていかねばならない。
チコが若い頃は、ともかく天に昇るようなダイナミズムにあふれていて、どこに行ってしまうかわからないようなドライブ感がすごく強かった。実際に二度と戻って来られない状況から、2回ほど彼を助け出した覚えがある。今考えたら、どちらも近所で、彼がなにかやらかすかもとマークしていた場所だったので、割とすぐに見つけ出して、小さなトラブルで終わったが。 なんとなくだがなぜか『時をかける少女』の歌詞を思い浮かべたりした。今は、彼も歳をとり、そんな危なっかさはほとんど消えてしまった。 そして今、私が何日か戻らないようなフィールドに出かけていく前にチコの顔を見ると、彼の目は逆に私にそう言っているような気がしてならない。彼はいつからいつまで家に居ないのか知るすべはない。それは人間も終局的には何が起こるか分からず、同様ではあるが、本当にちゃんと家族が戻ってくるかを知るすべも。 この渡辺レベッカさんの英語のカヴァーは、
昨日の話。種子島では、朝からフィールド周りしてそのまま高速船に乗って戻ると、チコが待っていた。彼の調子が良いので久しぶりに、畑を一緒に散歩した。本当に久しぶりに、彼が先行して止まりウォッチしているところを、私が彼を抜いて振り向くとまた彼が私を追い抜いて先に行く。彼と二人のチームによる散策モードだ。 擁壁に飛び上がるのは、年齢を感じさせないほどまだまだ達者だが、関節に負担がかかるのか、飛び降りる時かなり慎重になる。怪我をする機会を増やしたくないので、今回は私が先に擁壁から飛び降りてそっと抱かえて地面に下ろした。でもその瞬間楽しそうに走り出した。 チコの画像をインスタで’parkour’タグを付けて上げると、アスリートのアカウントからイイねが貰える。久しぶりにいいシャッターチャンスだったが、うっかりその前にツワブキのマクロ撮りでISOも下げて絞りも絞り込んでいてとっさにそのままShutterを
彼岸花、曼珠沙華。最盛期。もともと野生生物ではなく、救荒作物として水田や畑の周辺に植えられたものだが、モグラよけとしての機能のほうが喧伝される。もっともこれについては、モグラ自体への忌避効果はまったくない。あるとすれば、これを植栽すること自体がディスターブになって、一時的か、他の利用環境を選んでモグラの動きが変わったことを「効果」だと勘違いしているか、そもそもその区別をつけずに効果を判定しているレベルの検討による混乱か、そのあたりがほとんどだと思います。 モグラの餌となるミミズよけだという解釈の方が可能性がありそう。根茎は収集のアルカロイドを含むかなり強力な毒を持つので、齧ったりしにくいでしょうから、モグラ以外で坑道を掘るハタネズミとかネズミ類よけには、多少は忌避効果があるかも。まあ、餌資源がこの中にあるとバレたら、どこかに穴を探すでしょうけど、ちょっとだけ嫌なことをやってやるというのが鳥
台風接近中。直撃ルート。某水産学部の航海実習船の着岸するところに行ってみた。まだ死亡フラッグは立たない。満潮と時間が一致するので、高潮でここはかなり大変なことになりそう。 護岸のコンクリを観察していれば、波が何回かの周期で凄いことになってるのが読めるが、立つ場所、立つタイミングで、凄いのを食らって戻る波で持っていかれるというのがよく分かる。「ちょっと海の様子を見てくる」っていうのが死亡フラッグになるときである。
チコの定期検診。朝、パトロールから戻って来たところをいきなり連れて行ったので、機嫌はかなり悪かった。とりあえず、彼の主治医のチームとは彼は相性がいい。ちょっと遠出して知り合いのところに遊びに行くぐらいで考えてくれると言いけれど。処置をしてもらうが、ずっとかまってもらって機嫌は悪くはならない。 ここのところ、出歩く時間も結構長く、体調の良さを伺えたが、ずっと減少してきている体重も少し増えていた。彼の人好きは、生まれついてのものだが、色々かまってもらって機嫌よくおしゃべり中。人好きの猫は、人の庇護下に置かれると幸せだが、そうでない場合、命まで落とすリスクの原因とは裏腹にもなる。それでも、ひどい目に会いながらも、人を愛するのを変えない個体は居る。
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