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ブックマーク / nikubeta.hatenablog.com (4)

  • 初期近代の図像ネットワークとゲスナーの戦略 Kusukawa, "The Sources of Gessner's Pictures" - オシテオサレテ

    Sachiko Kusukawa, "The Sources of Gessner's Pictures for the Historia Animalium," Annals of Science 67 (2010): 303–28. http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00033790.2010.488899?journalCode=tasc20#.UlHng2RvzTl 初期近代の図像入り書籍をあつかった傑作論文を読む。断片的な手がかりをつなぎあわせ450年まえの知的世界のありようを復元していく著者の手さばきは、読む者をして探偵による謎解きの場面を目のあたりにしているかのような興奮をおぼえさせるだろう。 題材はコンラード・ゲスナーの『動物誌』である。この書物には大量の動物の彩色された図像が含まれている。この図像がどこから採られたかの探

    初期近代の図像ネットワークとゲスナーの戦略 Kusukawa, "The Sources of Gessner's Pictures" - オシテオサレテ
    Nean
    Nean 2013/10/07
  • ロバート・ボイルの読書技法 吉本「初期近代における読書と思想」 - オシテオサレテ

    秀之「初期近代における読書と思想 ロバート・ボイルの化学的原子論の場合」『人文科学研究 キリスト教と文化』第43号、2012年、27–49ページ。 http://ci.nii.ac.jp/naid/40019385580 知識人はみなしているけれどその実態が見えにくい活動の最たるものが読書です。この読書の実態に迫る研究が近年盛んに行われています。この問題意識をロバート・ボイルに適用した論考を読みました。 初期近代の知識人にとってどうやって効率よく情報を収集・保存するかというのは、彼らの活動の成否がかかった死活的問題でした。様々な証言からは彼らが読書法を大いに工夫していたことがわかります。を解体して切り貼りすることでコモンプレイスブックをつくる。助手をやとってを読ませ、重要な箇所を抜き書きさせる。二番目の例からわかるように、読書には一人ではなくチームで行う共同作業という側面があります

    ロバート・ボイルの読書技法 吉本「初期近代における読書と思想」 - オシテオサレテ
    Nean
    Nean 2013/02/01
    《みずからが通じていないドイツ語の著作の重要箇所を抜き書きさせ英語訳させています》……岩野泡鳴の翻訳法を思い起こす。
  • 観察の出現 Pomata, "Observation Rising" - オシテオサレテ

    Histories of Scientific Observation 作者: Lorraine Daston,Elizabeth Lunbeck出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr発売日: 2011/02/01メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログを見る Gianna Pomata, "Observation Rising: Birth of an Epistemic Genre, 1500–1650," in Histories of Scientific Observation, ed. Lorraine Daston and Elizabeth Lunbeck (Chicago: University of Chicago Press, 2011), 45–80. 科学史の領域で強い関心を寄せられてきた実験ではなく観察に着

    観察の出現 Pomata, "Observation Rising" - オシテオサレテ
    Nean
    Nean 2012/03/28
    さっさとどこか翻訳を出していただきたい。
  • 2007-01-29

    2007年1月29日付けの朝日新聞オピニオン面に、田由紀氏(東京大学助教授)が、「教育再生会議を批判する」という記事を寄せられています。 この記事の中で田氏が取り上げ批判しているのは、教育再生会議が先日打ち出したゆとり教育からの決別と、学力向上を目的とした授業時間数の増加です。批判の中で田氏が示している興味深い論点として、以下の2つを挙げることができます。すなわち 授業時間の増加は学力向上と必ずしも結びつかない 学力の低下が現実に生じていると論じる根拠が薄い というものです。 授業数の増加には効果があるのか まず田氏は、2003年に出された調査結果によると、授業時間数と成績とのあいだに相関関係は認められないと論じます。特に初等教育では、成績上位国である日、フィンランド、韓国、イギリスは授業時間数が短い国に分類されるとのこと。 ここから田氏は「この結果は、『学力向上』のために授業

    2007-01-29
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