中年サラリーマンが杜の都仙台を中心に美味しくて心に染みる食材や料理店を求めて食べ歩きます。休日には畑を耕し、食材の調達に海山にも出ることも。 鮭の飯寿司(いずし)を作ってみました。ご飯と米麹が甘味を、乳酸菌が酸味を作り出して奥の深い味わいに仕上がっています。シャキッとした野菜と引き締まった鮭が醸し出す北国の冬の佳味です。11月10日から13日の一連の記事で、荒町の麹屋さんで買い求めた米麹を使って、甘酒や三五八漬けを作って、麹の取り扱いの練習をしてみました。その際にもう1品仕込んでいると書いておきましたが、それが鮭のいずしだったのです。 いずしとはご飯と魚だけで長期間漬け込んだなれずしの簡略版です。なれずしは琵琶湖の鮒寿司や和歌山のさんま寿司のように常温保存が可能な最も発酵が進んだ状態の保存食で全ての寿司の原点とされています。これは強烈な臭いが鼻を突き、多くの人はその美味しさを理解する前に白