「いや、自分のことは自分が一番よく知っている」。他者のフィードバックを受けた時に、つい思ってしまうことの1つだ。しかし脳の機能から言えば、これは間違っているという。自分の弱点を正しく把握するには、他者の評価が絶対に必要である理由を筆者が説明する。 あなたがいまよりもっと成功したいなら、その目標が何であれ、自分自身と自分のスキルを知る必要がある。目標に到達できなかった時は、その理由を知る必要がある。それは問題なくできるはずだ――結局、あなたのことはあなた自身が最もよく知っているはずなのだから。 しかし、あなたの個人的資質――柔軟性や真面目さ、衝動性など――に関する自己評価と、(あなたをよく知る)他人から見た印象を比べた場合、その相関係数は0.40程度しかない。つまり、自己評価と他者の見方はあまり一致しないのである。 正しいのはどちらだろうか。あなたのことをよく知っているのは、あなた自身なのか