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2020年2月25日のブックマーク (9件)

  • ネット上で社会学者の評判はなぜ悪いのか - 擬似環境の向こう側

    こんなタイトルのエントリを書くというのは、正直、悩ましい。 というのも、ぼくは社会学の正規教育は受けておらず、自分が社会学者だとはちょっと名乗れないからだ(制度的な理由で学位は「法学」だ)。 とはいえ、社会学部に勤務しているのは確かだし、社会学的なものに親しみもある。以下の文章は、あくまでそういう中途半端な立ち位置から書かれた「個人の感想」だということをまずは述べておきたい。 ネット上での社会学の評判はよくない。大変によくない。 実のところ、ネット上で積極的に発言をしている社会学者の数はさほど多くないと思うのだが、通常は社会学者だとはカテゴライズされない人も、「政治社会に関する発言をしており、かつ多くの人びとから反発を買っている人文社会系の学者」は「社会学者」とみなされてしまうことが結構ある。 それではなぜ、ネット上で社会学者はこんなにも嫌われるのだろうか。 社会学者が嫌いな人からは当然、

    ネット上で社会学者の評判はなぜ悪いのか - 擬似環境の向こう側
    Nihonjin
    Nihonjin 2020/02/25
    経営学者は企業経営ができるわけではなく、文学研究者が小説を書けるわけではないのと同様に、研究と実践は異なるというだけでは。たぶんTwitterは「実践」でしょう。つまり政治的な場での説得能力に欠けた。
  • 海からイノシシ襲撃、50代の男性釣り客が返り討ちに 長崎

    24日午後、長崎市小江町の岩場で釣りをしていた50代男性が、海から上がってきたイノシシに襲われた。男性は取っ組み合いの末にイノシシを押さえ込み、顔を海につけて窒息死させた。男性は左脚などにけがをして救急搬送されたが、命に別条はないという。 長崎県警稲佐署によると、午後4時35分ごろ「男性がイノシシと格闘して押さえ込んでいる」と通行人から110番があり、駆け付けた署員がイノシシを組み伏せる男性を発見。倒したと説明したという。 イノシシが海を泳ぐ姿は、各地で時折目撃されている。イノシシに人が襲われる事案が相次ぐ中、被害者が返り討ちにしたことに、稲佐署員は「私たちも驚いた」と話していた。

    海からイノシシ襲撃、50代の男性釣り客が返り討ちに 長崎
    Nihonjin
    Nihonjin 2020/02/25
    これがスーパーエイジャーか。
  • お世話になっております←なってません

    電話とかであいさつぽく「お世話になります」と言う人たちがいるでしょ。でも実際は世話になることなんてまず無い。音と建前とかじゃなくそれ以前の話だよ。ただの嘘なんだから。思ってもいないことを紋切り型だからと使うのはもうやめにしないか。

    お世話になっております←なってません
    Nihonjin
    Nihonjin 2020/02/25
    お世話になっております。突然こんなこと言ってごめんね。でも本当です。
  • 『現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論』経済学はどこに向かうべきなのか? - HONZ

    経済学とは何か?―こんなシンプルな質問にさえ、今の経済学は答えるのが難しい状況にある。かつて、個々の経済主体の行動から経済全体の動きを理解するミクロ経済学と、GDPなどの集計量から経済全体の動きを扱うマクロ経済学の二つが主流だった頃には、「経済現象を対象とし、それを解明する学問」で済んだものが、20世紀半ば以降、従来の主たる研究対象だった市場メカニズムだけでなく、企業のような市場以外の経済制度も分析対象とするようになり、急速に多様化・複雑化していった。そして、過去30年の間に、書の副題にあるようなゲーム理論や行動経済学や制度論といった新しい手法が次々と生まれてきた。 こうした中で、書は、経済学とは何かという答えを示す代わりに、現在の経済学の広範で多様な様相を整理することで、そもそもなぜこの問いに対して簡潔に答えるのが難しいのか、経済学はなぜそれほどまでに複雑になったのか、そして経済学

    『現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論』経済学はどこに向かうべきなのか? - HONZ
    Nihonjin
    Nihonjin 2020/02/25
    比較制度分析の人。ヒース『ルールに従う』の訳者。
  • ニック・ロウ「会計の恒等式と無自覚に現状維持を想定してしまうクセ」(2019年5月14日)

    [Nick Rowe, “Accounting Identities and the Implicit Theory of Inertia,” Worthwhile Canadian Initiative, May 14, 2019] 動物は肉動物と非肉動物にわけられる:つまり,「動物=肉+非肉」だ.だから,羊たちの島にオオカミを何頭か放り込むと,その島にすむ動物の数は増えるよ. この論証がおかしそうな理由はすぐにわかる.「オオカミが羊をべちゃうでしょうに.」 でも,オオカミと羊についてそういう事実を知らなかったら,この論証はすごくもっともらしく聞こえるはずだ.でも,「動物 = 肉 + 非肉」の恒等式は,世界についてまるっきりなんにも伝えてくれない.この式は,定義により正しい会計の恒等式だ.この式が伝えてくれることはただひとつ,世界をどんな風にわけるのを選んだかってこと,それ

    ニック・ロウ「会計の恒等式と無自覚に現状維持を想定してしまうクセ」(2019年5月14日)
  • アレックス・タバロック「女子の読解における比較優位は数学関連分野での男女格差をだいたい説明する」

    Alex Tabarrok “Girls’ comparative advantage in reading can largely explain the gender gap in math-related fields” Marginal Revolution, September 3, 2019 前に「男子の方が数学・科学に比較優位がある?(optical_frog氏による訳)」という記事で,男子は女子よりも読解がずっと下手だから数学に比較優位があることを示す証拠をご覧に入れた(男子が数学に大きな絶対優位をもつわけではないのだ)。みんなが自分の比較優位に特化するとすると,このことが女子よりも多くの男子が数学教育課程に入ることを容易に促してしまう。たとえ女子に男子と同じかそれ以上の才能があったとしてもだ。このことは以前書いたとおり。 さて,これで生徒たちにこう告げたらどうなるだろう―

    アレックス・タバロック「女子の読解における比較優位は数学関連分野での男女格差をだいたい説明する」
  • タイラー・コーエン「結婚する誘因の減少と労働力からの男性の撤退」(2019年10月31日)

    [Tyler Cowen, “Declining marriage incentives and male withdrawal from the labor force,” Marginal Revolution, October 31, 2019] 1965年以降,これほど多くの若い男性が労働力から撤退しているのはなぜだろうか? 稿では,男性が就業して婚姻パートナーとしての価値を高めるのに時間を投資するモデルを提示する.この時間投資に対する婚姻市場での見返りが低下すると,あまり望ましくなくなった婚姻市場に対応して,若い男性の就業も低下する.この予測をデータと照らし合わせることで,婚姻における性別役割の特化がもつ価値を低下させる2回の介入のあと,就業をもとめる若い男性が減ることを稿は示す.その2回の介入は,次のとおり:i) 一方的な離婚制度の採用と,ii) 需要に応じた女性の就業機会

    タイラー・コーエン「結婚する誘因の減少と労働力からの男性の撤退」(2019年10月31日)
    Nihonjin
    Nihonjin 2020/02/25
    結婚から撤退すれば、男性は社会的抑圧から解放される。
  • タイラー・コーエン「大卒プレミアムが *ゼロ* に?」(2019年12月26日)

    [Tyler Cowen, “Is the college wealth premium *zero*?” Marginal Revolution, December 26, 2019] これはなんともびっくりだ: 大卒でない家族の所得に比べて,大卒の世帯主がいること以外は似ている家族が余計に稼ぐ所得を大卒の所得プレミアムという.この大卒プレミアムはいまもプラスではあるものの,近年の卒業生を見てみると下落が続いている.大卒の資産プレミアム(〔大卒でないこと以外は似ている人たちと比べたときの〕追加の資産)は,1940年以降に生まれたすべての世代で顕著に下がり続けている.1980年代生まれの非ヒスパニック系白人世帯主を見ると,大卒の資産プレミアムは歴史的な低水準にある.他の人種・民族集団をみると,統計的にゼロと区別がつかない[太字強調はコーエンによるもの].2016年消費者金融調査ではじめて利

    タイラー・コーエン「大卒プレミアムが *ゼロ* に?」(2019年12月26日)
    Nihonjin
    Nihonjin 2020/02/25
    「大卒・院卒の学位が加える価値は 30%~60% 低下していることもわかった.これらを総合すると,大学・大学院の教育を金融投資として見た場合,近年の卒業生では失敗になっている」
  • ジョセフ・ヒース「大学教授のうっかりはマウント行動」(2017年9月5日)

    Absent-mindedness as dominance behaviour Posted by Joseph Heath on September 5, 2017 | academia 父はむかし、私にある話をした。その何年も前に、父は大学教授としてサスカチュワン大学 [1]訳者注:カナダ・サスカチュワン州にある州立大学。 のセントトーマス・モア・カレッジで歴史学を教えていた。父は車を運転して仕事に行き、駐車して、授業を教えに教室へ向かったものだった。しかし家に帰る時、自分がどこに駐車したのか思い出せない事がしょっちゅうあった。サスカチュワン大学は縦横無尽に拡がっている広大な駐車スペースを有する大学の一つだったので、父は何度も自分の車を探してさまよう事を余儀なくされたものだった。 父の教授としての生活は、かつて望んでいたものと比べるとはるかに失望するものへと変わった。それに加えて、同

    ジョセフ・ヒース「大学教授のうっかりはマウント行動」(2017年9月5日)
    Nihonjin
    Nihonjin 2020/02/25
    フェファー『権力を握る人の法則』に「上位者は下位者への認識が雑になる」的な話があったが、「女性のきめ細やかさ」も天性ではなく権力勾配のためであり、逆に丁寧な男性が増えたのも権力勾配によるのかもしれない