2017年、世界で注目浴びる日本産ゲーム――21世紀に入って、日本のゲーム業界が世界市場で置かれた厳しい状況は、意外とコアゲーマー以外には知られていません。電ファミでは、三宅さんのインタビュー記事などで、そこもなるべく包み隠さずに一般読者へ紹介してきたつもりです。 21世紀に“洋ゲー”でゲームAIが遂げた驚異の進化史。その「敗戦」から日本のゲーム業界が再び立ち上がるには?【AI開発者・三宅陽一郎氏インタビュー】 ところが、今年に入ってヨコオさんの『ニーア』や橋野さんの『ペルソナ5』などの新作が、日本のみならず世界的に高い評価と、一定規模の商業的実績を得るという「事件」が起きています。藤澤さんが電ファミで対談した『ゼルダ』新作に至っては、久々に日本のゲームが世界の潮流を変えるだけのインパクトを持つ歴史的傑作になりました。 ちなみに、『ニーア』は海外に向けた要素を入れて……みたいな議論はあった