日系ベンチャー「ドランゴ」がネット交流サイト(SNS)の最大手・米フェイスブック(FB)社に対して買収を打診していることが、14日、本紙の取材でわかった。正式な合意には至っていないが、FB社の時価総額600億ドル(約5兆7千億円)に対し、買収額は1ドル(約96円)程度になるという。 FB社が提供するSNSサービス「フェイスブック」は、10億人の利用者数を誇る世界最大の交流サイトで、日本でも1382万人(12年12月)が利用。また10年から11年にかけて中東で相次いだ民主化運動「アラブの春」の際には、民衆を結びつける手段としてツイッターと並んで影響を及ぼしたとされている。 一方、フェイスブック買収を持ちかけたドランゴは、プログラマーとして知られるひらゆき氏が10年に設立したIT系ベンチャーで、社員数は2人。遠隔操作ウィルスからパソコンを物理的に守るハンマーや金属バットの販売、体罰報告サイ