日本を代表するソーシャル・ネットワーキング・サービスのmixiだが、最近は業界での地位が低下しているように感じられる。会員数や収益力でももちろん、その提供サービスの強化においても、迷走を感じるものが多い。 1. SNS市場での地位低下 近年はFacebook、GREE、DeNAが主な競合者になり、特にGREEと比較されることが多いmixiだが、売上で3倍、粗利益で4倍、営業利益で11倍の差をつけられている。 mixiが広告収入、GREEがゲーム内課金に依存した収益モデルであることが収益性に差をもたらしているが、今のところ2,000万人超で競っているとはいえ、2010年7月から会員数もGREEの方が多くなっている。また、GREEと比較するまでもなく、mixiのPVは低下しており、2010年7~9月期の四半期決算は売上や利益も前期を下回った(In the looop)。 2. 新機能に模倣が多