【西村奈緒美】結婚につながる出会いを求める婚活に、カメラが一役買っている。外面でなく、感性を確認するには「趣味」が一番ということか。「カメラ婚活」を記者(30)がのぞいた。 9月下旬の昼下がり、奈良市のホテルに27~48歳の男女49人が集まった。手にはカメラ。全日本写真連盟の奈良県本部主催の婚活パーティー「写真で出会い」だ。男女が輪になって自己紹介する「お見合い回転ずし」が終わると、撮影タイム。被写体のケーキや花束を、男女が思い思いの場所から撮影した。 参加した女性(36)はカメラ歴半年。「共通の趣味があると話が弾むし、素の自分も出しやすい」 カメラが20年来の趣味という榎顕司さん(46)は「カメラが趣味の女性に出会ったことがなかった。今日はいいところを見せて、秋の紅葉の撮影に誘いたい」と意気込んだ。 この日は6組のカップルが誕生。講師の女性は「写真には感性が素直に表れるので、絶好のコミュ