地球の歩き方「埼玉」を手にする金子久美さん。表紙には川越市のシンボル「時の鐘」をあしらった=東京都品川区で2023年2月24日午後2時56分、成澤隼人撮影 海外旅行のガイドブックでおなじみの「地球の歩き方」。国内版第8弾となる「埼玉」が2日、発売された。埼玉県内出身・在住のスタッフを中心におよそ1年半がかりで制作。別冊を含めると約500ページの大ボリュームで、観光名所や食文化、歴史やサブカルチャーまで県内の魅力が詰まった一冊となっている。 地球の歩き方は1979年に創刊。約160の国・地域のガイドブックを刊行してきた。しかし、2020年の新型コロナ感染拡大で海外旅行者が急減し、売り上げは一時9割超減となった。 そんな中、東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて準備していた「東京」を20年9月に発売すると、約10万部の大ヒット。コロナ禍の近距離旅行の需要の高まりもあり、国内版は「京都