ブックマーク / realsound.jp (14)

  • 『VIVANT』阿部寛は“変人ハイスペヒーロー”の役が似合う! 持ち味が最大級に光る野崎役

    野崎は阿部が演じてきた役の中でも、最もヒーロー的なスペック持ちなのではないだろうか。何でもできて頼れるカッコいいキャラのはずなのに、なぜか胡散臭く変人に見えるところに、彼が演じる意味があるのだと思う。 そもそも阿部は、ひとくせどころか3クセ、5クセぐらいある“変人”キャラクターを多数演じてきた。もちろん放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』で演じた武田信玄のように、どっしり構える重鎮の役にも説得力を持たせられるし、無口で訥々とした役など、変人とは違う役も多く演じている。 だが、彼の演じる“変人”キャラは強く印象に残るし、主役の時もそうでなくても、それぞれのキャラクターは最終的にはある種のヒーローだ。 今の彼の地位を築く礎ともなったドラマ、『TRICK(トリック)』(テレビ朝日系)シリーズの臆病な物理学教授・上田(臆病だけど相棒の山田奈緒子を助けることもある)、偏屈で余計な一言ばかり言って

    『VIVANT』阿部寛は“変人ハイスペヒーロー”の役が似合う! 持ち味が最大級に光る野崎役
  • 「SFの醍醐味とは、パスティーシュではないか」 陸秋槎 × 大森望、中国SF対談

    中国出身で日在住の作家・陸秋槎は、これまで『元年春之祭』などミステリ作品で注目されてきたが、2月に日オリジナルSF短編集『ガーンズバック変換』(阿井幸作・稲村文吾・大久保洋子訳)を刊行した。一方、『円 劉慈欣短篇集』(大森望・泊功・齊藤正高訳)が3月に文庫化されたが、大ヒットした『三体』をはじめ、中国SFの代表格・劉慈欣の作品の日語訳にかかわってきたのが、大森望である。3月11日に2人の刊行記念対談が、同月末で営業を終了する八重洲ブックセンターで催された。イベントでは、互いの新刊についてだけでなく、中国SFに関する状況変化も語られた。 (円堂都司昭/3月11日取材・構成) サイバーパンクが現実になった時代 『ガーンズバック変換』(早川書房) 陸:3年前もゲンロンカフェで大森先生と劉慈欣先生の話をしました(「劉慈欣『三体』日語訳版刊行記念イベント」)。 大森:あのときは陸さんにいろい

    「SFの醍醐味とは、パスティーシュではないか」 陸秋槎 × 大森望、中国SF対談
  • 【漫画】「耳かき専門店」の裏にある、知られざるドラマ……勤務経験者が描いたエッセイ漫画が勉強になる

    エッセイ漫画は作者の日常に共感して楽しむだけでなく、自分の知らない世界を覗き見できるのも大きな魅力だ。3月8日にTwitter上で公開されたエッセイ漫画漫画家志望が耳かき専門店で働いてみた話』は、「耳かき専門店」という知られざる店舗で働いた経験を持つ森民つかささん(@uouououoza1)が、ある女性客とのやり取りを軸にその裏側を見せてくれる、発見の多い作品だった。この漫画を読んで、実際にお店に足を運んだ読者や、採用面接に行った人もいるという。 高校時代に「小学生の時に『漫画家になりたい』と気で思いながら漫画の模写ばかりしていたな」と思い出し漫画家を目指しながら活動しているという作者の森民さんに、制作の背景や反響など、じっくり話を聞いた。(望月悠木) 画像をクリックして漫画を読む(2話分掲載)

    【漫画】「耳かき専門店」の裏にある、知られざるドラマ……勤務経験者が描いたエッセイ漫画が勉強になる
  • 監督ベン・アフレック×主演マット・デイモンが実話を映画化 『AIR/エア』4月7日公開へ

    ベン・アフレックが監督を務めたマット・デイモン主演映画AIR/エア』が4月7日に日公開されることが決定し、あわせて予告編と場面写真が公開された。 伝説のナイキシューズ“エア ジョーダン”。当時落ちぶれていたバスケットボール部門の負け犬チームたちの、一発逆転の賭けと取引。その誕生までの実話を描く。 『オデッセイ』、『フォードvsフェラーリ』、『ボーン』シリーズなど数々の作品で主演を務めてきたデイモンと、監督・製作・主演を務め、第85回アカデミー賞作品賞を受賞した『アルゴ』を筆頭に、監督・俳優それぞれで成功を収めるアフレック。共同脚としても『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で第70回アカデミー賞脚賞を受賞し、近年でもリドリー・スコット監督の『最後の決闘裁判』で久しぶりに共同で脚を担当した2人が、新たな実話の映画化に挑んだ。 1984年ナイキ社。経営難で売り上げが落ちている中、

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  • 【漫画】好きな相手に愛された瞬間“気持ち悪い”と思ってしまう……「蛙化現象」を描いたSNS漫画に共感の声

    漫画『蛙化現象になってしまった話』を読む テレビの特集がキッカケ ――なぜ『蛙化現象になってしまった話』を制作しようと思ったのですか? どてらいぬ:ある日、テレビで「好きな男性と両想いになるとキモくなる蛙化現象が若者の間で流行っているらしい」という特集をやっているのを見ました。正直「流行ってるってなんやねん!」とは思いましたが、私自身の過去の経験からも身に覚えのある現象だと思い、「ちょっくら描いてみよう」ということになりました。 ――登場人物の複雑な感情の機微がしっかり表現されていました。 どてらいぬ:感情を表現する時は、表情をリアルにしようと心がけています。最近は仕草とか身体の角度とかも意識して気を付けるようにしています。 ――「なんか気持ち悪いな…」という蛙が描かれたシーンにギョッとしました。 どてらいぬ:男性が蛙化する話なので、「そのまんま蛙になる表現は使えるだろうな」と思って描きま

    【漫画】好きな相手に愛された瞬間“気持ち悪い”と思ってしまう……「蛙化現象」を描いたSNS漫画に共感の声
  • 【漫画】好きな相手に愛された瞬間“気持ち悪い”と思ってしまう……「蛙化現象」を描いたSNS漫画に共感の声

    素朴な作画で切実な思いを伝える漫画は、不思議な説得力を持つことがある。1月9日にTwitterで投稿された創作漫画『蛙化現象になってしまった話』もその一つ。好きだった相手が自分に好意を持った瞬間、その相手を「気持ち悪い」と思ってしまう心理現象“蛙化現象”を題材にしており、恋愛における苦悩を呼び起こされた読者が少なくないようだ。 恋愛経験のないまま大人になった主人公の女性。バイト先の年下の先輩といい感じになり、お互い意識し合っているものの、目立った展開はなし。クリスマス当日、先輩からの好意を寄せる視線を感じ取った女性は、やはりと冷めてしまい、「私は恋愛しちゃいけないんだ…」と絶望するが――。 縦スクロール漫画のネーム制作をメインに仕事をしており、その合間に作のようなエッセイ漫画を描いているという作者のどてらいぬさん(@doterainu)。共感が止まらなくなる作がどのようにして誕生したの

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  • Nornis 町田ちま・戌亥とこ・朝日南アカネ × 亀田誠治に聞く『Transparent Blue』制作秘話 「VTuberだからこそ引き立つ人間性、歌の個性がある」

    Nornis 町田ちま・戌亥とこ・朝日南アカネ × 亀田誠治に聞く『Transparent Blue』制作秘話 「VTuberだからこそ引き立つ人間性、歌の個性がある」 「Nornisじゃないと成立しない曲を歌えるのもいいな」(町田) ——「Transparent Blue」がファーストシングルとして世に出ることは、Nornisにとっても大きな意味があると思います。活動が始まって時間が経ちましたが、ここまでを振り返ってみて、どんなことを感じてますか? 戌亥:最初はそれこそ「どうなるのかな?」でしたね(笑)。この3人でお話ししたり、一緒に何かをやったことがなかったし、当に探り探りで。どういう活動がしたいのか、どんな歌を歌っていきたいのか、3人ですごく話したんですよ。大事なのはやっぱり楽曲なのかなと思っていて。いただいた楽曲がNornisを作ってくれているし、3人の関係性もーーまだそんなに長

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  • 『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』11月12日公開決定 藤井道人が監督を担当

  • 泣き笑いの集大成! 『俺の家の話』最終回は親子が死に別れる涙、涙のラストに!?

    さらに、気になるのは、第9話で張られた伏線の数々が“寿三郎の死エンド”ではなく、“寿一の死エンド”を匂わせていること。寿一の師である長州力(人役)が観山家に来て寿三郎ではなく寿一の戒名を付けた。レスラー名“ブリザード寿”にかけた戒名は「吹雪院親不孝革命居士」。寿一はそれを「いいですね」と認めてしまった。また、世阿弥の遺した「離見の見」という自分を客観視する概念が出てきて、プロレスラーの寿一と能楽師の寿一が分身のように同画面に現れた。ラストシーンで引退試合に挑んだ寿一は、レスラー仲間に対戦相手のことを「プロレス愛がないし、キレるとヤベえから(気をつけて)」と忠告されても「大丈夫だよ」と言う。そして、リングに向かっていく後ろ姿をもうひとりの自分である能楽師の寿一が見守る。まさか、その試合で寿一が致命的なダメージを受けることに!? そして、新春能楽会で寿一が舞う演目「隅田川」は、母(親)が誘拐

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  • 『花束みたいな恋をした』で“神”と讃えられる押井守 多岐にわたる活躍から紐解くその魅力

    そんな中、新たに発表されたWebアニメ作品が『ぶらどらぶ』だ。テレビサイズのシリーズ作品の代表作としては『うる星やつら』が思い浮かぶが、主戦場をアニメ映画に移してからは久々の全体を通して深く関わるテレビサイズのアニメ作品だ。押井は今作で原作・総監督・シリーズ構成など多岐にわたって活躍している。 『ぶらどらぶ』(c)2020 押井守/いちごアニメーション 押井作品といえば硬派なSF作品が連想されやすいが、今作は『うる星やつら』のような学園コメディ作品となっている。主人公の献血マニアの女子高生、絆播貢と、血を求めるヴァンパイアのマイ・ヴラド・トランシルヴァニアを中心としたドタバタハイテンションコメディは、そのまま『うる星やつら』を連想させる。 同時に、第1話において土井たか子を引き合いにするコメディもあるが、この辺りは押井節を感じられた。また多くの作品で作画監督などを務め、著書では挿絵を担当し

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  • 『サイバーパンク2077』発売で振り返る、初代PS版『攻殻機動隊』の画期性 

    『サイバーパンク2077』が発売された。おれもしばらくしたら買って遊ぶ予定である。それはいいんだけど、ではおれが今までで一番「サイバーパンクっぽ~~い!!」と思ったゲームはなんだろうか……と考えてみると、これがどうやら初代プレステ版の『攻殻機動隊 Ghost in the Shell』である。 このゲームが発売されたのは1997年。『タイタニック』が全世界の興行収入のトップになり、日では『もののけ姫』が公開され、Amazon.comが初めてNASDAQに上場した年である。『攻殻機動隊』の映像作品は押井守監督の劇場アニメのみ。当然おれの家にはインターネットなどというものは影も形もなく、初代プレイステーションはまだまだ最新ハードだった時期だ。 初代PS版『攻殻機動隊』でひときわ高く評価されているのは、あのオープニングだ。石野卓球が作曲したメインテーマをBGMに巨大な洋館の中をフチコマが駆け回

    『サイバーパンク2077』発売で振り返る、初代PS版『攻殻機動隊』の画期性 
  • <特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく

    <特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評。今回は特別編として、6月1日放送のミュージシャン・ダースレイダーとのライブ配信企画「100分de宮台」の第4回目を対談形式にて掲載する。前回の『呪怨:呪いの家』評(参照:宮台真司の『呪怨:呪いの家』評:「場所の呪い」を描くJホラーVer.2、あるいは「人間主義の非人間性=脱人間主義の人間性」)では、汎システム化による1988年以降の日社会の劣化を指摘した宮台。稿の前編では、アメリカに目を向け、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件を発端とする「Black Lives Matter」運動で揺れる社会の分断に始まり、そんな「脆弱さ」を露呈したリベラルの現状を90年代から予測していた

    <特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく
  • <特別編・後編>宮台真司の『攻殻機動隊 SAC_2045』評:人間より優れた倫理を持つ存在と戦う必要があるのか?

    リアルサウンド映画部にて連載中の社会学者・宮台真司による映画批評。今回は特別編として、6月1日放送のミュージシャン・ダースレイダーとのライブ配信企画「100分de宮台」の第4回目を対談形式にて掲載する。後編では、前編(参考:<特別編・前編>宮台真司の『ミッドナイト・ゴスペル』評:サラダボウルの中にいた「見たいものしか見ない」主人公が「倫理」に気づく)で語ってもらったNetflixオリジナルアニメ『ミッドナイト・ゴスペル』とポストヒューマン的世界観を共有するNetflix攻殻機動隊SAC_2045』を論じる。作が問いかける、「ポストヒューマンのルーツ」だという倫理の行方、感情の劣化の描写、そして作品内で示唆される、民主主義国家で暮らす人々の未来像についてまで語ってもらった。 【『ミッドナイト・ゴスペル』を踏まえた『攻殻機動隊SAC_2045』】 ダースレイダー(以下、ダース):『攻殻機動

    <特別編・後編>宮台真司の『攻殻機動隊 SAC_2045』評:人間より優れた倫理を持つ存在と戦う必要があるのか?
  • Zoomで50万件超のアカウント情報が流出・転売ーーFBIが捜査に乗り出す

    ビデオコミュニケーションアプリZoomの53万件にもおよぶアカウント情報が、ダークウェブやハッカーフォーラムを通じて、不正に販売されていたことが分かった。 ※記事初出時、引用箇所の翻訳・要約に誤りがございました。訂正してお詫びいたします。 サイバーセキュリティ企業が発見、データは物 最近、Zoomにはセキュリティやプライバシーの問題が幾度となく露呈し、機能の開発を90日間停止して改善に注力している。 流出した情報は、Eメールアドレス、パスワード、会議URL、ホストキー等だ。ChaseやCitybankといった大企業も被害に遭っており、盗まれたアカウント情報は、物であることが確認されたという。 『Mashable』によると、Zoomのアカウント情報がリスト型攻撃によってダークウェブに流出したのは、これが初めてではないという(参考:https://mashable.com/article/

    Zoomで50万件超のアカウント情報が流出・転売ーーFBIが捜査に乗り出す
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