iPhone/iPadの登場で、ユーザーインタフェース(UI)のデファクトスタンダード(事実上の業界標準)は、これまでの米マイクロソフト発から米アップル/米グーグル発へと変わり始めた。特にiPad以降は、「もうノートPCは不要」と話す利用者が増えるなど、“キーボードレス+フィンガータッチ”が受け入れられている。新UIの台頭は、企業情報システムの開発要件へも影響する。 ユーザーインタフェースが、情報システムの重要な要素であることは否定のしようがない。これまでは、メニューの表示方式やファンクションキーへの機能割り当てなどの多くが、マイクロソフトのWindowsや各種アプリケーションの仕様に沿ってきた。アプリケーションベンダーにすれば、「ユーザーが使い慣れたインタフェースに合わせれば、導入時の操作習得などが軽減されるため、新規参入やリプレースが容易になる」からだ。新たなソフトを導入しても、経験則
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