「TPP(環太平洋連携協定)でコミックマーケットが危ない」。いま、マンガやアニメ愛好者の間でこんな話がとびかっています。愛好者の声を聞いてみると――。 日本の文化の一つとして定着してきたコミックマーケット(コミケ)。会場には、愛好者がつくる同人誌が並びます。人気作家のマンガやアニメを模倣する作品も多くあります。いわゆる「二次創作」といわれるものです。 「TPPで同人誌が危ない、というのは知っています」と話すのは東京・秋葉原の同人誌ショップの男性店員です。 著作権法違反は現在、著作権者の告訴が必要な「親告罪」です。TPPでアメリカは、著作権をめぐり、著作権者の告訴がなくても検察が起訴・処罰する「非親告罪化」を要求していると伝えられています。 つまり、著作権を侵害していると当局が判断したら処罰や罰金の対象となる、それによってアニメの同人誌が取り締まられる可能性があると指摘する人もいます。これは
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