銀座のネオンをバックに走る寝台特急「富士」・「はやぶさ」号(電気機関車はEF66形)=東京都千代田区有楽町で2009年3月12日、松田嘉徳撮影 首都圏と九州方面を結ぶJRの寝台特急(ブルートレイン)「はやぶさ」(東京-熊本)と「富士」(東京-大分)が14日のダイヤ改正で姿を消すことについて、石破茂農相は13日の閣議後会見で「(閣僚としての)所管外ではあるが、一利用者として申し上げるなら、極めて遺憾。同じ思いを持つ人は多いだろう」と廃止を惜しんだ。 石破農相は熱心な鉄道ファンで、遠距離の移動に寝台特急を利用することが多い。会見では「飛行機よりはるかに便利。(列車の中で)本を読んだり、CDを聴いたり、昔は食堂車でさまざまな人と酒を飲みながら話した。濃密で貴重な時間だった」と振り返った。農相は「ビジネスとしては成り立たないのかも」と廃止に理解を示しながらも、「ただただ残念で寂しい。できれば最後に