JR西日本は23日、東日本大震災の影響を受け、4月2日から一部の在来線で、昼間の時間帯に限って運転本数を減らすと発表した。 原発事故と電力供給が制限されている影響で、福島、茨城両県にある車両部品メーカーが稼働せず、保守用部品の調達が困難になったことが原因。 本数を減らす主な路線は北陸線(金沢―直江津)▽紀勢線(和歌山―御坊)▽山陰線(綾部―城崎温泉)▽山陽線(岡山―下関)などで、それぞれ通常の50%〜70%の運転本数となる。 さらに4月11日からは、京阪神エリアにも拡大し、大阪環状線や大和路線、おおさか東線、湖西線、山陰線(京都―園部)、奈良線の各路線で通常の55%〜80%に運転本数を抑える。 間引き運転の期間は未定で、部品調達の見通しが立つまで続けるという。