ミャンマー・ヤンゴン郊外の村で、AFPの取材に応じたサン・ケー・カインさん(2016年9月20日撮影)。(c)AFP/YE AUNG THU 【10月7日 AFP】ミャンマーのサン・ケー・カイン(San Kay Khine)さん(17)は、やけどや傷の痕が残る両手と曲がった指を見るたびに、強制労働させられていた5年間を思い出す──。彼女は、同国にいるとされる、搾取や虐待の危機にさらされた無数の児童労働者の一人だった。 サン・ケー・カインさんは先月、ヤンゴン(Yangon)の洋裁店から救出された。彼女はそこで同じ村出身のもう1人の少女と一緒に、5年間「メイド」として働かされていた。 店主一家は2人を殴り、刃物で切り付け、睡眠や食事も十分に与えていなかった。2人は時折投げ与えられるわずかな金銭のために、これら全てを耐え忍んでいた。 ミャンマーでは、豊かで都会的な中流階級の家庭が増えつつあるが、