これほど意図的な試算の修正は過去に例がない! 東京大学大学院教授の鈴木宣弘さんがTPPの政府試算が、大筋合意前と比較してGDPは4倍化して、マイナス影響は20分の1にする試算へと変わっていることを批判しています。TPPをバラ色に描く露骨な粉飾試算。先日の国会でも消費税増税における家計負担が2倍になるようなことが起きました。国民に正しい情報を与えないで、突き進む様はかつての大本営と何ら変わらないとのではないかと思えてなりません。TPPからの撤退が必要です。 赤旗日曜版 1/31 これほど意図的な試算の修正は過去に例がありません。「TPPはバラ色だ」「農林水産業への影響は軽微だから、多少の国内対策で十分に国会決議は守られた」と強弁するための数字です。 私たちは大筋合意に基づいて、2年前の政府試算と同じ方法で試算してみました。実質GDPは0.069%増、増加額は5000億円にすぎません。 他方、