Linux/OSS関連のエンジニアです。OSS監視ツールZabbixの日本支社、Zabbix Japanの代表も務めています。 Zabbixにはログ監視用のアイテムとしてlog[]とlogrt[]キーがあります。ともにテキストベースのログファイルを監視し、1行を1データとしてZabbixサーバに送付、文字列マッチを行って障害判定をすることができます。 これらのキーを使ったときに、Zabbix内部ではどのような動作をしているのかというのが見えにくいですし、ログ関係はZABBIX-JPのフォーラムでもよく質問があります。私自身、質問を受けるたびに何度もソースコードを調べている気がするので、一度まとめておこうと思います。 解説に利用しているソースコードは1.8.10です。間違っていたらコメントでご指摘いただけると助かります。 log[]キーの動き log[]キーはZabbix 1.1から追加され