道南の一部を除いてほぼ全域が亜寒帯気候の北海道は、年間を通じて気温が低く、30℃を超える日は数日で、25℃以上の熱帯夜はほとんどない。真冬は日中でも氷点下の日が多く、最低気温は氷点下20℃前後。オホーツク地域では、まれにブリザードが吹き荒れることもある。地域によって異なるが札幌で年間の降雨量は約1100ミリ、降雪量は600センチ余。季節によって気温差も大きく、四季がはっきりしているので、気候の特徴を知って準備をすれば、より快適に北海道の旅行ができる。 日本の夏は湿気で蒸し蒸しするイメージだが、北海道の夏は気温が低いので蒸し暑い日は少なく朝夕は肌寒い日もある。気温は地域によって異なり、夏は道東がもっとも低く8月の平均は17.5℃と20℃に届かない。25℃を超える夏日は少なく、吹く風はすがすがしい。ほかの地域は、夏日はあるものの30℃を過ぎる真夏日は数えるほど。真冬はオホーツク沿岸と旭川周辺が
