日本人にとって最初に入った会社や、長く勤めてきた会社には「愛社精神」が湧くのが当たり前だ。一方で、今をときめくGAFA(Google・Amazon・Facebook・Appleの4社の総称)の社員は「愛社精神」とは無縁で、つねに「次はどこに転職しようか」ということばかり考えている。愛社精神がまったくない彼らが、日本企業で働く人たちよりも効率的に働けている理由とは? シリコンバレーで働くエンジニア・酒井潤氏による『シリコンバレー発 スキルの掛け算で年収が増える 複業の思考法』より一部抜粋・再構成してお届けする。 昔から日本人には滅私奉公の精神があります。一度就いた仕事は最後までやり抜く。最初に入社した会社を辞めるのは失礼だ、と考える人が多いのもそのためです。 一方で、基本的にはアメリカ人に愛社精神はありません。自分のスキルが高められるか、認めてもらえるかどうかで会社を評価します。だから、給料