「なんで海外に行ったの?」と聞かれるたびに、わたしは「同調圧力がイヤで日本を飛び出した」と答えている。 同じような理由で海外に飛び出した人は、少なくない。 日本に住み続けている人でも、「みんないっしょ」という考えに抵抗感をもっている人は、たくさんいるんじゃないだろうか。 ではその『同調圧力』ってやつは、いったいどこから生まれ、どうやって広がっていくのだろう? 今回は、去年経験した「新作ゲームのネタバレ自重」をテーマに、『同調』が『圧力』になっていった経緯を思い返していきたい。 「ネタバレ」で嫌な思いをしないための平和的な住み分け ゲーム界隈では、シリーズの新作や続編、大型アップデートが発表されると、タイムラインがお祭り騒ぎになる。 有給を取るのは朝飯前、発売直後は限界まで寝ずにぶっとおしプレイなんて言わずもがな、数日分のカップラーメンをストックするのだ。 ……とはいえそんなガチ勢は少数派で
![「思いやり」が、しぜんな流れで「同調圧力」になっていく経緯を書く。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/609b6f15f203b4dac069696e3b05d86665057eda/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.tinect.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F04%2Fvictoria-heath-MAGAXAYq_NE-unsplash.jpg)