「質問がヘタな人」が、世の中には数多くいる。 例えば、こんな感じだ。 * 後輩 「先輩、昨日のお客さんの件で、いまお時間いただいていいですか?」 先輩 「うん。」 後輩 「今後、どういう作戦がいいかと思いまして。」 先輩 「……?何の話?営業の話?それとも提案資料について?」 後輩 「えー、追いかけるべきかどうかです。」 先輩 「……ああ、今はまだ、ちゃんと営業したほうがいいんじゃないかな。」 後輩 「あ、じゃ、ご案内したほうがいいですよね?」 先輩 「……?何を?カタログ?会社案内?」 後輩 「次回の営業セミナーです。」 先輩 「ああ、営業セミナーか、そうだね、ん-、ま、ご案内したほうがいいかな。」 後輩 「わかりました。あ、どっちがいいですかね?」 先輩 「どっちって……?何の話?セミナー何種類もあったっけ?」 後輩 「いえ、セミナーをメールでご案内するか、直接会ってご案内するかです。