主要な金融機関の中で、新たな金融テクノロジー導入への備えで米JPモルガン・チェースにかなう銀行はないが、その同行のイノベーションでさえもシリコンバレー企業のものと比べれば色あせる。オートノマス・リサーチがリポートで指摘した。 同リポートは、バンク・オブ・アメリカ(BofA)やバークレイズ、ウェルズ・ファーゴ、UBSグループなどの主要行が、金融と情報技術(IT)を融合したフィンテックの原動力である技術革新の取り入れで、ハイテク企業に「酔いも覚めるような」後れを取っていると分析した。オートノマスは人工知能(AI)やチャットボット、ブロックチェーンなどの分野で企業のランク付けを実施。少なくとも同社の調査方法に基づけば、アルファベット傘下のグーグルやフェイスブック、アマゾン・ドット・コムは、いずれもはるか先を行っている。 「バンコサウルスのイノベーション」という(褒め言葉とは思えない)題の付いた同