物理学会誌 5 月号に,天野優子・菊池 誠・田崎晴明の三氏による標記の論文 (と言えるだろうか?) があった. 江本 勝著「水からの伝言」波動教育社 (1999) に対する批判である.この写真は http://www.rakuten.co.jp/genki21/523990/506934/442173/ から転載したものだが,そこにはこの本が ***** 水は心の鏡だった!水の結晶を見れば河川や水道水の善し悪しがわかる。 良い言葉、悪い言葉、そして音楽にまで反応し、変化する水…世界中に知らせてほしい水の結晶が示す真実。教育、環境、医学、宗教界は、この衝撃の事実をどう見るか? すべての人に、とくに子を持つ母親に贈りたい希望の書 ! ***** と紹介されている. 一種のトンデモ本. しかし,「良い言葉、悪い言葉、そして音楽にまで反応し、変化する」という部分が,小中学校の道徳教育で使われた (