平成17年に「食育基本法」が成立したことにより、国をあげて「食」を通じて健康増進をめざす「食育」の取り組みがはじまりました。特に小さい子どもの望ましい食習慣の形成は将来の生活習慣病予防につながるものですから、食育分野での保育所の役割はとても重要なものとして期待されています。 ところが、食育と称して子どもたち向けに配られるパンフレットや食育指導の教材に、オカシナものが紛れ込んでいるケースがいくつもある事は意外と知られておりません。食事や栄養の専門家ではない保育士の方がそういった情報を見分けることは難しいことでしょう。そこで、小さい子どもにとって本当に必要な食事と栄養のお話しや、いい加減な食育の見分け方などについてのお話しをしていきたいと考えています。 これって安全、それとも危険? 今回は一回目ということで、見分けることが比較的簡単な「子どもに食べさせちゃダメ系」の話について検証をしてみます。