2011年04月30日 「放射性物質は食のリスクをどれだけ増やすのか」(3ヨウ素編) ・ヨウ素131の特徴 原発事故ではもっとも多く放出されています。物理的半減期8日・生物的半減期120日(甲状腺見かけ上。ヨウ素は甲状腺⇔血中と循環するため)ですので実効半減期は7.5日。すなわち被曝線量が多いか、継続して被曝し続けた場合にリスクがあります。また、未成年者に甲状腺がんを引き起こす可能性があるので甲状腺への被曝が問題になります。 空気中のホコリとともに皮膚に付着して外部被曝する経路と、ホコリごと吸い込み血中に入り内部被曝する経路、飲食物に付着していたものを吸収して内部被曝する経路があります。今回の事故によるヨウ素の大気への放出は大部分3/15〜24でした。3/14〜4/12の30日間にどのくらい被曝したかを計算してみます。 ・都民の被曝量推計 外部被曝は環境放射線の値で分かります。例えば東京都