※本ブログでは記事中にPRを含む場合があります 今までインデックス投資の有用性について書かれた本をたくさん読んできましたが、その多くは、「現代ポートフォリオ理論」がその論拠でした。 現代ポートフォリオ理論は、その前提となる「効率的市場仮説」(市場価格はすべての投資家の知識と期待を反映しているという理論)さえ正しければ、最も効率的なポートフォリオは、一本道で同じ結論=世界市場ポートフォリオにたどり着くことが、数学的に証明されています。インデックス投資家の中にも信奉者が多い理論です(該当記事)。 実際の運用商品で言うと、たとえば海外ETFの「VT」に投資することがそれに近いと考えられます(本当はさらにリスクフリー資産と言われている債券を加えるのですが)。 効率的市場仮説は本当に成立しているのかただ、実際の市場は、効率的市場仮説が求める前提条件とはほど遠いと言わざるを得ません。初心者投資家から上
58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 投資信託評価会社のモーニングスター社の社長である朝倉智也氏が書いた『低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー』(朝日新聞出版社)は大変参考になる。 特に、日本の投資信託の現状を、データに基づいて批判的に説明した第1章は、例えば投信を顧客に薦める可能性があるファイナンシャルプランナーなら、赤線を引きながら、精密に読む価値がある。言い方を換えると、ここに書いてある事実を知らずに、他人に投信につ
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