ひきこもりは弱者なのであろうか? ひきこもり状態では「学校に行けない!」「外に出られない!」「働けない!」「何かしなくちゃいけないんだけど何も出来ない!」という思いを当事者は永遠と抱え続ける。「外に出る」「働く」といった目標を立てて、実行しようとするが、体が動かなくて、結局、目標を達成できなくなる。そしてよりいっそう自信を失っていく。 しかし、よく考えてみると、もし、学校に行くことが普通でなくて、働くことが普通でなくて、毎日何かしなくちゃいけない訳でなかったら、悩む必要なんて無い。そして無駄に目標をたてたり、自信をなくしたりするも必要はない。そもそもひきこもり状態はダメなものとしてみなされないし、そういう状態は「普通」とみなされるはずだ。 ひきこもりが(道徳的に)嫌悪されたりするのは「ひきこもり」という状態が社会的に「そうあってはいけない状態」だから。 社会が変われば「ひきこもり」は許容さ