消費が右肩下がりと言われている日本酒業界で、今や一番知名度があって、売り上げも伸びているお酒と言えば「獺祭(だっさい)」ではないでしょうか。テレビに多くとりあげられ、どこでもひっぱりだこで、とうとうパリに直営店を出すほどの勢いです。 なぜ、こんなに人気があるのでしょうか。ちょっと個人的な視点で解説してみたいと思います。 ■そもそも獺祭はおいしかった 獺祭はおいしいのです。おいしいから売れている。これはもう当たり前ですね。おいしい上に、常に新しいことに挑戦し続けているのですから、人気が出るのも納得です。 例えば獺祭には、「遠心分離」という名前のお酒がありますが、これは遠心分離機を使ってもろみとお酒を分離したものです。本来は酒袋にもろみを入れて、機械で圧力をかけてお酒を搾るところを、圧力をかけずに機械を使ってお酒を分離させるというものです。そうすることで、雑味の無いきれいなお酒になるのです。こ
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