福岡市中心部の天神で現金約3億8千万円が強奪された強盗致傷事件で、福岡県警は20日夜、同市内の福岡空港で多額の現金を持った韓国人の男ら数人を発見、確保した。容疑者の可能性があるとみて事情聴取を始めた。 県警によると、男らが確保されたのは福岡空港の国際線ターミナルだった。強奪した現金を海外に持ち出そうとしたとみている。 事件は20日午後0時25分ごろに発生。東京都足立区の男性会社員(29)から福岡市中央区天神1丁目のみずほ銀行福岡支店から引き出した現金3億8400万円を男らに奪われたと110番があった。男らは3人組とみられ、同支店前の向かい側の駐車場でスプレーのようなものを吹き掛けられて強奪された。 被害男性は顔やのどに軽傷。東京都内の貴金属店に勤務し「引き出した金で金塊を買い付ける予定だった」と話している。 県警は中央署に155人態勢の捜査本部を設置。捜査関係者によると、空港で確保された男