使用しているレンズはキャノンのEF15mmF2.8フィッシュアイだ。カメラはEOS5DMarkIIである。魚眼レンズは画角が180度もあるため、写し取られた画像は樽型に歪む。しかし、この画像こそが人間が記憶している画像そのものだと思う。つまり、人間は目や首を左右に振ってあたりを眺め、それを大脳で合成したうえで、その場面全体を記憶するからだ。普通のレンズはその一部を写したものでしたかない。それゆえに、気楽な旅のスナップには魚眼レンズが好きなのだ。まずはフィレンツェで見た車をいくつか紹介してみよう。 クリーニング屋さんの軽トラックだ。イタリアの街では軽トラックが軽快に走り回っている。1人乗りの車も多い。小粋でカッコ良い。 清掃車だ。やはり細い道にあわせた小さな清掃車がきびきび走りまわっている。少量の水を撒きながら、犬の糞などをかき集める。 ゴミ回収車だ。車体に描いている絵は分別されたゴミの種類