スーダンと国境を接するチャド東部、ゴズベイダ(Goz-Beida)に近いジャバル(Djabal)にあるスーダン人難民キャンプで食料と水を運ぶ難民(2009年3月12日)。(c)AFP/ PHILIPPE HUGUEN 【5月14日 AFP】今世紀最大の健康への脅威は気候変動であり、引き起こされる洪水やかんばつ、海面の上昇などにより疾病や栄養不良、住居を失うリスクを増幅すると14日、英国の医師らが警鐘を鳴らした。 「21世紀最大の健康への脅威は気候変動」と明言したのは、英医学専門誌「ランセット(The Lancet)」とロンドン大学 ユニバーシティー・カレッジ(University College London)が1年あまりかけて編さんした報告で「(影響を)最低限に見積もっても非常に憂慮すべき事態で、行動を要する」と指摘した。 医師らによる同報告の編さん委員会は、ノーベル平和賞の受賞歴もある