森見登美彦氏は、無用の苦難に敢えて耐え、ひとまわり大きな自分になるために「一人ハチクロ」へ挑んだ。だがしかし、そういったことを日誌にて報告すると、氏がそうやって机から離れることを憂う関係者から「サボっちゃいかんよ、コノヤロウ」という矢文が来る。 ことほどさように、九月の登美彦氏は局所的に売れッ子である。 そういうわけで登美彦氏は秘密裡に行動することにした。 「報告しちゃいかん。ソーッと、ソーッと。抜き足さし足しのび足だ」 かくして登美彦氏は京都の闇へ姿を消した。 「やっみにかーくれて生きる、オレたちゃ妄想人間なのさ!とても人には見せられぬ・・・ケモノのようなこの身体・・・」 (「妖怪人間ベム」のメロディーで歌うがよかろう) 以下、登美彦氏に無断で列挙する。 責任の一切は筆者にある。 森見登美彦氏は岡本太郎の『青春ピカソ』を読み、「岡本太郎はエライ人だなあ!もちろんピカソもエライが」と感心し
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