2007年6月16日、イスラエル南部の都市Beersheva近くのLakiyaにある避難所で休息する幼いスーダン人避難民。(c)AFP/LIMOR EDREY 【6月17日 AFP】国連(United Nations、UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-Moon)事務総長は16日付け米ワシントン・ポスト(Washington Post)紙への寄稿のなかで、ダルフール(Darfur)紛争での殺りくについて、世界的な気候変動が大きな原因となったとの考えを示し、同様の紛争が今後も起こる可能性を指摘した。 潘事務総長は記事の中で、「ダルフールの紛争は、気候変動をそのひとつの要因とする生態学的危機がきっかけとなって始まった」と述べた。インド洋の温度上昇が季節風に影響を与え、過去20年間で降水量が40%程度減少したとする国連の調査に触れ、「これはサハラ以南の乾燥化の原因の1つが人的要因による地