(CNN) イラクで2007年に米国側に拘束されたイラン人5人が、9日に釈放され、12日にイランの首都テヘランに戻った。イランの政府系テレビ局プレスTVが伝えた。 5人は外交官とされ、07年1月11日に北部のクルド人自治区アービルで拘束。米軍は、5人がイランのイスラム革命防衛隊のエリート部隊「コッズ部隊」とつながっている可能性を指摘していた。コッズ部隊はイラク国内の反政府武装組織に、資金や武器などを提供していた疑いが持たれている。 イラクは先日、2年前にバグダッド市内の財務省から拉致された英国人5人のうち、2人の遺体を英国側に引き渡した。同時に拉致された3人の安否は不明。またイラク政府は先月、米兵5人を殺害した疑いで07年3月に拘束したライス・カザリ容疑者を釈放した。 一部報道では、カザリ容疑者をはじめイランとつながりのある武装勢力の釈放が、拉致され人質になった英国人5人を解放するための交